日体大柏がPK戦で市立船橋を撃破!“2強”の一角を今年も切り崩し、3年連続の千葉決勝進出!
ゲキサカ / 2024年11月8日 3時56分
[11.3 選手権千葉県予選準決勝 市立船橋高 1-1(PK1-3)日体大柏高 柏の葉]
日体大柏が市立船橋を破り、3年連続の千葉決勝進出! 第103回全国高校サッカー選手権千葉県予選準決勝が3日に柏市の柏の葉運動公園総合競技場で行われ、前回全国3位の市立船橋高と日体大柏高が対戦。1-1で突入したPK戦の末、日体大柏が3-1で勝った。日体大柏は2年ぶり2回目の全国大会出場をかけ、9日の決勝で流通経済大柏高と戦う。
選手権優勝5回の市立船橋は前回大会で全国準決勝へ進み、今夏のインターハイでも全国ベスト8。この日の先発はGKがU-17日本高校選抜のギマラエス・ニコラス(3年)で、U-16日本代表DF篠崎健人(1年)、U-18日本代表DF岡部タリクカナイ颯斗主将(3年)、DF井上千陽(3年)の3バック。中盤は峯野倖(3年)と森露羽安(2年)のダブルボランチで右WB金子竜也(3年)、左WB渡部翔太(3年)、伊丹俊元(3年)とU-15日本代表候補MF田中優成(1年)が2シャドー、そして最前線にU-17日本高校選抜FW久保原心優(3年)が入った。
2連覇を目指した市立船橋
一方、日体大柏にとっては昨年の決勝(1-5)で敗れている相手とのリベンジマッチ。先発のGKが水戸内定の早川ウワブライト(3年)で右SB小菅晴輝(3年)、CB岡崎来夢(3年)、CB奥村佳翔(3年)、左SB齋隼輔(3年)の4バック。ダブルボランチが加藤大雅主将(3年)と沼田大都(2年)、右SH三橋賢人(2年)、左SH米崎一真(2年)、そして2トップに小泉ハーディ(2年)と込山康斗(2年)が入った。
日体大柏にとっては昨年のリベンジマッチ
序盤、市立船橋がサイド攻撃からチャンスを作る。開始直後に右の久保原から伊丹を経由して森がフィニッシュへ持ち込むと、7分にも田中との連係から渡部が左クロスを上げ、金子がヘディングシュートを放った。その後も渡部が左サイド後方から対角のフィードを入れて相手にプレッシャーをかける。20分には、FKの流れから渡部の縦パスがDFの頭上を越えてPAへ届く。そして、岡部がやや左へ運んでから左足を振り抜いたが、シュートはGKの正面だった。
対する日体大柏は、守りの要・岡崎と奥村を中心に安定した守備対応。また、左SB齋が競り合いで強さを見せていた。攻撃では、前から追い込んでくる市立船橋の裏を狙う。時に2トップと両ワイドの4人が相手DFラインに張り付き、そこへ岡崎や沼田、加藤からのロングボール。込山らがスペースを狙ったほか、足元で繋いでサイドを変える攻撃にチャレンジする。特に小泉がやや不利な状況でもボールでも収めたほか、左の米崎のテクニカルなドリブルなどで相手を押し下げていた。
日体大柏は安定した守りを見せた
プレミアリーグ勢の強度、スピードに対抗していた日体大柏が先制点を奪う。前半28分、小菅の右クロスのクリアを沼田が回収する。すぐに市立船橋DFが寄せるが、こぼれ球を三橋がDF裏へループパス。これに反応した小泉が右足アウトサイドでゴールへ押し込み、1-0とした。
前半28分、日体大柏FW小泉ハーディが先制ゴール堅守・市船からリードを奪った
市立船橋はすぐに反撃。31分には岡部がDF2人を剥がして前進し、ラストパス。また、渡部が“裏街道”で左サイドを抜け出し、クロスを入れた。加えて、峯野が相手の攻撃の芽を摘んで攻撃に結びつけていたが、前半はチーム全体的に攻守で行き切れず、セカンドボールを回収し切れないところも。対する日体大柏は先制後も3バックの脇を突いた攻撃からラストパス、シュートへ持ち込んでいた。
市立船橋のU-18日本代表CB岡部タリクカナイ颯斗は対人守備で相手を圧倒
市立船橋は後半開始から田中をFW勝又悠月(1年)とスイッチ。12分にはその勝又が右サイドを抜け出し、ラストパスに走り込んだ渡部が決定的な左足シュートを放つ。さらに13分、左サイドから攻めると、渡部が左足クロス。これを伊丹が頭でゴール右隅へ流し込み、1-1とした。
後半13分、市立船橋FW伊丹俊元が同点ヘッドプレミアリーグで好調なチームはビハインドを取り戻した
市立船橋が自力を示して同点。だが、この後、流れの切れる回数が増えてゲームは膠着した。その中で市立船橋は岡部が1人でカウンターを阻止するなど、対人守備で圧倒的な強さ。一方の日体大柏は幅広くカバーリングしていた加藤が、鋭いアプローチを見せる沼田とともに相手のキーマン・峯野をケアする。中盤で存在感を放つ峯野にボールを運ばれるシーンもあったが、決定的な仕事を許さない。
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