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春先以上のキレとインテリジェンス。流経大柏の富山内定MF亀田歩夢が変幻自在のドリブルなどで2ゴールを演出

ゲキサカ / 2024年11月4日 9時21分

流通経済大柏高の富山内定MF亀田歩夢がドリブルでDF2人を攻略

[11.3 選手権千葉県予選準決勝 八千代高 1-3 流通経済大柏高 柏の葉]

 第103回全国高校サッカー選手権千葉県予選準決勝において、カターレ富山入りが内定している流通経済大柏高のドリブラー・亀田歩夢(3年)は、変幻自在のドリブルで何度も八千代高ゴールを脅かし、3-1の勝利に大きく貢献をした。

 開始早々の5分、トップ下でスタメン出場をした亀田は左サイドのMF堀川由幹(3年)にボールが渡る間に中央からペナルティエリア内左のスペースに猛然と走り込む。堀川の縦パスが届くと、それをダイレクトで中央に折り返してMF飯浜空風(3年)の先制弾をアシストした。

 圧巻のプレーを見せたのは、2-1で迎えた後半11分。途中から左サイドハーフにポジションを移した亀田は、左サイドでボールを受けると、右足アウトサイドでダブルタッチをしてから一気にDF2人の間を割って入ってドリブル突破。さらにカットインで1人を交わしてそのままシュート。これが相手に当たったこぼれをFW和田哲平(3年)が蹴り込んで、試合を決定づける3点目をもたらした。

「プレミアリーグとは違う緊張感がありました。流経柏が2年連続で全国を逃していて、夏も落として、冬は日本一になりたいと思う中での試合なので最初は硬さがありましたが、自分たちのサッカーはできたと思います」

 亀田の言葉通り、流経大柏は2021年度の選手権以来、インターハイと選手権に一度も出場できていない。覇権奪還を狙うチームにとって、一度も全国(プレミアを除く)を経験していない3年生にとって、この選手権予選は何が何でも全国の切符を掴みたいが故に、硬さで本来の力が出せないことが懸念された。実際に硬さが見られる選手たちがいる中で、亀田は最後まで冷静に自分の持ち味を発揮して見せた。

「今年は本当にいろんな経験ができた。苦しい時もあった中で、どんなときも自分のスタイルを変えずに工夫をすることを学ぶことができました」。この躍動は今年に入って目まぐるしく変化をした環境のなかで必死にもがいてきた経験が土台にあった。

 昨年、彼の主戦場はプリンスリーグ関東2部だったが、小学校1年生から中学3年生まで湘南ベルマーレフットサルクラブのサテライトチームに当たるP.S.T.C.ロンドリーナのジュニア、ジュニアユースで磨いてきたフットサル仕込みのテクニックが榎本雅大監督に評価をされ、今年は主軸に抜擢をされた。

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