米子北、被シュートゼロの完封勝利で15連覇&20回目の選手権出場達成!! 鳥取城北は“三度目の正直”ならず:鳥取
ゲキサカ / 2024年11月4日 20時14分
[11.4 高校選手権鳥取県予選決勝 米子北高 2-0 鳥取城北高 Axisバードスタジアム]
第103回全国高校サッカー選手権鳥取県予選決勝が11月4日に行われ、米子北高と鳥取城北高が対戦。3年連続の同一カードとなった一戦は、米子北が2-0で勝ち、15年連続20回目の出場を決めた。
当初は2日に予定されていたが大雨の影響で延期となり、仕切り直しとなった一戦は立ち上がりの前半4分(40分ハーフ)に動く。CKをはね返されたこぼれ球に反応した米子北DF樋渡蓮音(3年)が、エリア外中央から右足を振り抜くと、鮮やかにゴール左上スミに決まった。
少し浮いていたボールをきれいにミートし、本人が「昨日の練習で城市先生(城市徳之総監督)から『かぶせて打つように』と言われていました。すごく気持ち良かったです」と笑顔で振り返ったスーパーミドル。中村真吾監督も「試合を楽にしてくれた」と評価した一撃で早くも均衡を破ると、その後も主導権を握って攻め込んだ。
しかし、その後の猛攻をしのいだ鳥取城北も徐々に反撃に転じ、20分には左サイドを突破したMF寺坂聖也(3年)のパスを、MF森本凱斗(3年)がエリア内左サイドで前に持ち出し、左足シュートでネットを揺らす。しかし、前に持ち出す際のプレーでハンドの反則があってシュートの前に主審の笛が鳴っており、同点とはならなかった。
その後は多くのチャンスを作りながらも追加点を奪えなかった米子北は、後半も開始22秒でFW石飛五光(2年)がシュートを放つなど意欲的に攻め込むが、前半同様に追加点が遠い。守備を固める相手を中央突破やサイドからのクロス、ロングスローでこじ開けようとするが、キャプテンのDF織戸雅也(3年)を中心とした鳥取城北の粘りの守備を崩せずにいた。
鳥取城北は昨年度の決勝で米子北に1-2で敗れたものの、0-1で迎えた後半23分にPKで同点ゴールを決め、一度は追いついている。再現を狙いたいところだったが、米子北の守備陣もスキを見せずに対応し、1点差のままで試合は推移した。
それでも33分、ようやく米子北の猛攻が実る。途中出場で右サイドハーフに入ったDF久徳庵道(3年)が、エリア内右サイドのFW鈴木颯人(3年)にパスを送り、自らもエリア内に走り込んで鈴木の折り返しを受けると、密集の中で相手をかわしてからニアサイドに蹴り込んで2-0。鳥取城北も何とか1点を返そうと奮闘したが、そのまま米子北が完封勝利を収めた。
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