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乗り越えた桐光の大きな壁。横浜創英が初の神奈川決勝進出!

ゲキサカ / 2024年11月5日 13時34分

 そして、湯藤が素早くボールを動かし、武山、陶山の両SBの攻め上がりも交えたサイド攻撃。俊足MF萩原が縦に仕掛けてCKを獲得したほか、一際強さを見せる杉野がインターセプトから一気に前進し、迫力のあるセットプレーから青谷らがゴールへ迫っていた。
桐光学園CB杉野太一主将がインターセプトから一気に前へ
 ただし、横浜創英は切り替えのスピードで桐光学園に負けず、相手の攻撃の精度を上げさせない。また、守りの要・尾毛が背後をケアし、182cmの山野とともにクロス、ロングボールにも対応。そして、試合を通して予測力や技術力の高さを見せていた1年生MF鈴木や谷口がセカンドボールを回収して攻撃に結びつけた。
横浜創英はCB尾毛駿介を中心に相手の攻撃を封じた
 横浜創英は宮澤監督が「クリアして逃げるんじゃなくて、自分たちのマイボールにして攻撃をしていくっていうプラン」通りに河井、岡本の両SBや尾毛、山野の2CBも逃げずにボールをキープしながら攻撃を組み立て直す。中央から縦パスを差し込む回数を増やし、福田らがキックフェイントを交えて効果的なドリブルを繰り出す。そして、岡本の左クロスから岡村がヘッドを放ったほか、ワンツーやスルーパスで揺さぶりをかけ、10番MF小川がDFを外してシュートを1本、2本と撃ち込んだ。

 桐光学園は29分、丸茂が切り返しを交えたドリブルでDF2人をかわして左足シュート。だが、横浜創英は河井がブロックして得点を許さない。逆に33分、横浜創英は敵陣へ押し込むと、PA手前で強引に繫ごうとした相手のパスを岡村がインターセプト。そして、PAへドリブルで切れ込むと、パスを受けた川上が右足シュートを狙う。これは右ポストを叩き、こぼれ球に岡村が飛び込む。桐光学園GK大村が必死にブロックするが、最後は川上が左足で蹴り込み、先制した。
前半33分、横浜創英FW川上哲平が先制ゴール
 横浜創英はさらに35分、福田の左クロスがクロスバーを叩く。この跳ね返りを川上が頭で決め、2-0。桐光学園の鈴木監督は失点の仕方と「ほぼ連続失点に近い点は特に痛かったです」と指摘する。だが、2点ビハインドを取り返す力は十分。後半開始から萩原とMF伊藤壮喬(3年)を交代すると、4分には青谷の右足FKがクロスバーを叩いた。
前半35分にも横浜創英FW川上哲平が2点目を決めた後半4分、桐光学園はCB青谷舜の右足FKがポストを叩く
 8分にも丸茂の右クロスに吉田が反応。桐光学園は攻撃から守備への切り替えも速かったが、相手のキープ力の前にファウルが増えてしまい、流れを切ってしまう。また、この日はフィードのミスや連係ミスも増加。逆に横浜創英の小川や鈴木にボールを大きく運ばれ、クロスやセットプレーに繋げられてしまう。

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