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[MOM4907]龍谷富山FW横山旺世(3年)_V9王者富山一を食った衝撃ハット!! 足がつっても「死に物狂いで」表現した強烈キャプテンシー

ゲキサカ / 2024年11月5日 19時58分

 また横山はこのシュートで足がつり、ゴールパフォーマンスもままならないほどの痛みで顔をゆがませながらピッチ外へ。なかなか起き上がることができないままプレー再開を迎えた。それでも途中交代するつもりはなかった。

「キャプテンとして、自分がピッチを離れたら万が一崩れてしまうんじゃないかなというのがあった。自分は何がなんでもピッチに残って戦い続けようと思った」

 強い気持ちでピッチに戻ると後半35分、横山は直前まで倒れ込んでいたとは思えない猛烈なプレッシングを仕掛けると、高い位置で相手の横パスをカット。そのまま自慢のスプリント力を活かしてゴール右前に侵入すると、つっていたはずの左足で豪快に踏み込み、ファーポスト脇への右足シュートを突き刺した。

「ハーフタイムにも『気持ちだぞ』って言っていた。富山第一に勝つためには『気持ちの面で絶対に相手より上回らないと勝てないよ』って話していた。自分がその発言をしたからには自分が最後まで戦い切って、最後まで走って戦い続けないといけない。キャプテンとして言っていることとやっていることが違ったら、それはもう俺の中ではキャプテンじゃないなと。自分が言った発言には自分も責任を持って、その言葉を実行しようと思っていたので、死に物狂いで走りました」

 キャプテンとしての使命も背負い、実現させたハットトリック。それも相手はライバル視してきた富山一。「インターハイ、選手権では初めてで、相手が富山第一で、今までにないくらい嬉しかった。高校サッカーで一番嬉しかった」。高校入学時からずっと夢見てきたジャイアントキリングは、4-1という想像以上のスコアで成し遂げられた。

 もっとも、この歓喜に浸り続けるつもりはなさそうだ。「小学校の時から全国の舞台を見て、絶対に高校サッカーをしたいと思っていた。憧れの舞台」という全国大会まであと1勝。「富山第一を倒したからこそ、もう優勝しか見ていない。それだけの準備を突き詰めてやっていきたい」と気持ちを切り替え、1週間後の県決勝を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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