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あの敗戦を忘れたことは「1日もない」。市立船橋、U-18日本代表CB岡部タリクカナイ颯斗主将は国立に戻れず千葉準決勝で涙

ゲキサカ / 2024年11月6日 11時45分

市立船橋高は選手権に届かず。U-18日本代表CB岡部タリクカナイ颯斗主将(3年=柏レイソルU-15出身)はプレミアリーグEAST残留へ全力を注ぐ

[11.3 選手権千葉県予選準決勝 市立船橋高 1-1(PK1-3)日体大柏高 柏の葉]

 国立に戻ることはできなかった。前回大会で全国3位の名門・市立船橋高は、千葉準決勝で敗退。0-1の後半13分にFW伊丹俊元(3年)が同点ヘッドを決めたが、後半終了間際の決定機を逸すなど2点目を奪うことができない。1-1のまま延長戦後半を終了。PK戦でGKギマラエス・ニコラス(3年)が先に止めたものの、その後3人が失敗して日体大柏高に敗れた。
後半13分、市立船橋FW伊丹俊元が同点ヘッドPK戦2人目、市立船橋GKギマラエス・ニコラスがストップ
 U-18日本代表のCB岡部タリクカナイ颯斗主将(3年=柏レイソルU-15出身)は、「1試合通して自分たちの方がチャンス多かったし、押し込めてはいたと思うんですけど、やっぱり1発勝負は自分たちに来たチャンスを決められないと、ああやってどんどん相手に流れがいっちゃうと思うんで、やっぱ決め切るところで決めないと、こうなるかなっていう感じです」と唇を噛む。

 そして、「延長になってしまうっていうのも自分たちの力の無さだし、延長で決められないのも、PK戦になっちゃうのもやっぱ全部自分たちに力が無いからだと思うんで。選手権に出るってのは、やっぱりそんなに甘くないし、人生そんな甘くないんだなって凄く感じています」。今夏のインターハイで全国8強入りし、プレミアリーグEASTは前期の未勝利から後期は5勝2分1敗。現在、6戦連続不敗と好調を維持していたが、選手権予選を勝ち抜くことは難しかった。

 波多秀吾監督は、「やはり選手権は別物だというのは凄く感じます。これはどのチームと当たってもやはり怖さはありますし、難しいゲームになる。いつも以上の力が発揮できないし、市船にっていうことで、気迫を持ってやってくる。そこに勝つだけのメンタリティーを持ち合わせなければいけないし、日々の日常のトレーニングから技術、戦術だけじゃなくて、そういう部分もしっかりと積み上げていかないといけないなというのは、改めて感じたところです」と語った。

 この日、岡部は相手のカウンター攻撃を一人で止め切るなど、3バックの中央で好守を連発。1対1の勝負でも再三相手を上回ったほか、味方の背後を的確にカバーするなど日体大柏の前に大きく立ちはだかっていた。

 だが、延長前半6分に日体大柏FWの裏抜けにファウルしてしまい、イエローカード。さらに、延長後半6分に相手のカウンターになりかけたシーンでファウルをしてしまう。味方のボールロストをカバーしようとしてのプレーだったが、対応が遅れる形となり再びイエローカード。これで退場することになった。

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