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山梨学院が2年ぶり10度目の選手権へ! 骨折離脱の主将のために…チーム一丸の結束で東海大甲府との接戦制す

ゲキサカ / 2024年11月9日 21時45分

2年ぶりの全国出場を決めた山梨学院

[11.9 選手権山梨県予選決勝 山梨学院高 2-1 東海大甲府高 JITス]

 第103回全国高校サッカー選手権山梨県予選は9日、JITリサイクルインクスタジアムで決勝を行った。山梨学院高が39大会ぶりの全国を目指す東海大甲府高を2-1で破り、2年ぶり10度目の選手権出場を決めた。

 準決勝を後半アディショナルタイムの劇的大逆転で勝ち上がった山梨学院は、それぞれ得点を決めたMF速水仁(3年)とFW関塚力登(3年)を先発起用。4-4-2の布陣で、GKは板倉一心(2年)、4バックは左からDF小柳堅也(3年)、DF西澤隼斗(2年)、副キャプテンDF志村晃(3年)、副キャプテンDF鈴木琉斗(3年)。2ボランチはMF山田琉翔(2年)と、骨折で離脱したキャプテン山田逞人から腕章を託された副キャプテンMF根岸真(3年)。SHは左が速水、右がMF関口翔吾(3年)。2トップはFWオノボフランシス日華(2年)と関塚が並んだ。

 今年度から就任した大石奨悟監督(30)が指揮を執る東海大甲府は、1984、85年大会以来となる3度目の選手権を目指す。4-4-2の布陣で、準決勝から先発変更はなし。GKはキャプテン田川直樹(3年)、4バックは左からDF澤田湘太郎(3年)、DF齋藤功弐(3年)、DF千野輝羅(3年)、DF秋山愛翔(3年)。2ボランチはMF頼金拓哉(2年)とMF白須翔(3年)。SHは左がMF千葉蒼太、右がMF中根星海(3年)。2トップは準決勝でゴールを決めたFW水越成皇(3年)と攻撃の要・FW勝見周也(2年)が立った。

 序盤は東海大甲府が水越のCKやロングスローで山梨学院に迫る。前半12分には左CKを細かくデザインした形でリスタート。水越がニアサイドに蹴ったところからつなぎ、PA左のポケットに入った水越がパスを収めてシュートを打ち切る。だが、惜しくもゴール枠外に外れた。

 前線2トップがボールを収め、両サイドからドリブル突破で局面を打開する山梨学院は、前半15分に均衡を破る。左サイドに収まったところで、根岸が大外から突破を図る。深い位置から折り返したボールは相手選手に当たってこぼれると、そこに詰めたのはオノボ。利き足とは逆の左足を振り抜き、今大会初得点をゴール右に突き刺した。

 前半は山梨学院のペースが続き、そのまま1-0のリードで折り返した。ハーフタイムには交代カードを1枚切り、山田琉に代えてMF高見啓太(2年)が入った。

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