G大阪などで活躍した武井択也監督率いる國學院栃木が2年連続決勝進出!! 最終盤に同点弾献上もリバウンドメンタリティ発揮:栃木
ゲキサカ / 2024年11月11日 17時17分
[11.9 選手権栃木県予選準決勝 國學院栃木高 1-1(PK3-2) 佐野日大高 栃木県グリーンスタジアム]
後半アディショナルタイムに入った直後だった。最も気を付けていたセットプレーから失点。同点に追い付かれ、気持ちが切れても不思議ではない。それでも選手たちは諦めず、リバウンドメンタリティを発揮して勝利を手繰り寄せた。
9日、全国高校サッカー選手権の栃木県予選準決勝が行われ、國學院栃木高は2年ぶりの選手権出場を目指す佐野日大高と対戦。試合は1-1のままPK戦までもつれたが、粘る相手を振り切って勝利を手にした。
「僕たちがやろうとしているサッカーはシンプルに蹴るスタイルではない。繋いでいく形になるので、どうしても最初は相手の勢いを受けてしまう時がある」
そう振り返ったのはG大阪などで活躍した武井択也監督だ。今季からチームを率いる新参の将は中田勇樹前監督が築いてきたテクニカルなスタイルを継承した一方で、佐野日大のようにロングボール主体で攻め込んでくる相手にはどうしても分が悪い。その影響を序盤は受けてしまい、キック&ラッシュで仕掛けてくる佐野日大に苦戦した。それでもタフな守備で粘り強く対応すると、15分を過ぎたあたりから反撃を開始。インサイドハーフに入ったキャプテンのMF高橋遙希(3年)が2列目からボールを果敢に運び、攻撃のリズムを作り出していく。しかし、決定打を繰り出すまでには至らず、前半はスコアレスで折り返した。
迎えた後半。再び相手の圧力に屈し、自陣で跳ね返す展開が続いたが、12分に劣勢を跳ね返す一撃が生まれる。
「2日前に選手たちがやりたいと言ってくれた。僕らがやってくるというのを相手が想定していなかったので、良いアクセントになったと思う」(武井監督)
前体制でも取り組んでいなかったロングスローを試合2日前に選手が武井監督に提案。そこから練習を重ねてきた形をここで用いると、いきなりゴールに結びついた。右SB風見羽留夢(3年)が右サイドからゴール前に入れると、相手DFが弾いてゴール前で混戦に。最後はCB貴船大翔(2年)が右足で蹴り込んで先制点を奪った。
この一撃で主導権を奪い返したい國學院栃木だったが、ここから再び相手の猛攻にさらされることに。それでも貴船を軸になんとか凌ぎ、時計の針は40分を回る。しかし、この直後だった。40+1分。右サイドでFKを与えると、MF根橋大河(2年)がゴール前にボールを送り込む。これをFW櫻井夢叶(3年)に頭で合わせられ、前後半の80分間で決着を付けることができなかった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
出場校チーム紹介:帝京高(東京B)
ゲキサカ / 2024年12月26日 0時41分
-
出場校チーム紹介:矢板中央高(栃木)
ゲキサカ / 2024年12月23日 19時25分
-
【高校サッカー東京B全力応援】優勝6度の名門復活。15大会ぶりの全国の舞台へ。「帝京」を応援したい5つのこと
日テレNEWS NNN / 2024年12月21日 12時0分
-
奇跡起こした東海学園大、敗退目前“崖っぷち”から4分間で1-2→3-2大逆転!! サブから劇的弾の3年生DF大塚一希「出たら絶対にやってやるぞと思っていた」
ゲキサカ / 2024年12月16日 22時59分
-
「3ゴールを奪って勝利に値した」フリック監督は低調なセルタ戦からのバウンスバックに満足
超ワールドサッカー / 2024年11月27日 9時40分
ランキング
-
1大谷翔平が「凄いメンツの中に」 日本人が野球を代表…米放送局選出の8人が「レジェンド」
Full-Count / 2024年12月26日 14時17分
-
2甲斐拓也が“巨人カラーのネクタイ”で入団会見 決め手は「阿部監督ですね」、背番号は「10」を継承
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 14時10分
-
3真美子夫人も心配する「大谷翔平の左肩」の容態 整形外科医が回復への見通しを解説「本格的な投球再開まで2~3か月かかるのでは」
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 7時15分
-
4米スタンフォード大の佐々木麟太郎 妹・秋羽らと大谷翔平の父に近況報告「私たちの恩師」
スポニチアネックス / 2024年12月25日 22時54分
-
5大谷翔平が「日本開幕戦での二刀流復帰」にこだわる不思議…監督や球団幹部「難しい」と口揃えるのに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください