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佐賀東が慌てずポジショニングで優位に立って3発逆転勝ち。選手権で前回大会の8強超えに挑戦

ゲキサカ / 2024年11月13日 7時58分

 龍谷は11分にMF松田俐生(2年)、15分にはDF恵本慶人(3年)を投入。佐賀東は田中佑と江頭の両SBの正確なミドルパスも活用しながら、三原や江口、石川のクロスやシュートから追加点のチャンスを作るが、終盤は相手に主導権を握られる展開となった。

 29分にMF横溝玲星(3年)を加えた龍谷は、試合を通して相手の脅威になっていた一ノ瀬や松田俐の推進力のあるドリブルや中村、野口の個人技などで相手にプレッシャーをかける。佐賀東は押し込まれる展開となったが、甲斐桜が高さを発揮。また、前半から好守を見せていた後藤が前に出て止め切る。佐賀東は安定感の高いGK中里と4バックが昨年と同じメンバー。経験値の高いDF陣が落ち着いて対応していた。
龍谷は10番MF中村太朗が攻撃を牽引佐賀東はCB後藤光輝(右)らが龍谷攻撃陣の前に立ちはだかった
 34分にはセットプレーの流れから、決定的なシュートを打たれたが、田中佑がゴールライン上でクリア。その佐賀東は26分のMF根岸佑真(3年)に続き、MF森田偉斗(3年)、MF中村友(2年)、DF田中幹大(3年)を投入。3-1のまま80分間で勝ち切った。

 佐賀東は期待されたインターハイで予選敗退。だが、蒲原監督は「いい意味で言ったんですよ。『この負けがあって良かったねって思えるために、今頑張らんとしょうがない』と」と説明する。自力をつけてきたチームはこの日、焦らずに逆転勝ち。田中佑は「あの負けがやっぱり自分たちのメンタルを大きく変えて火がついたっていうか、ほんとに『もう選手権しかないぞ』っていう、迫られた状況の中で、こうやって逆転っていう形で、やっぱり大きな成長だと思う」と成長を実感していた。

 選手権へ向けて田中佑は、「相手を見ながらそれに順応して攻撃を積み重ねていくっていう厚みのある攻撃で、守備も前提にしながらやっていきたいと思ってます」。この日の後半は上手くいかない時間も多かっただけに、どんな時も自分たちのサッカーができるようにトレーニング。そして、目標の昨年超え、全国ベスト4以上を実現する。
佐賀東は前回大会の8強超えを狙う
(取材・文 吉田太郎)

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