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自分たちの力を把握することで見えてきた「2024年の色」。5発快勝の堀越は難敵・日大豊山に7か月前のリベンジ完遂で東京連覇まであと1勝!:東京B

ゲキサカ / 2024年11月12日 8時20分


「ちょっと雰囲気に飲まれたというか、もっとアグレッシブに前に行ってほしかったんですけど、少し消極的なプレーが多くなってしまったところで、一気に相手に行かれてしまいましたね」と海老根航監督も言及した日大豊山は小さくないビハインドを追い掛ける展開に。ただ、後半に入るとキャプテンのFW葛西由晏(3年)とFW大山泰生(3年)の2トップにボールを集めながら、右のFW高岡佑吏(3年)、左のFW作道海斗(3年)の両サイドハーフも徐々に果敢なトライを繰り出し始める。

 すると、ピンクのスタンドが揺れたのは後半17分。投入されたばかりのMF山田朝陽(3年)が左サイドからロングスローを投げ入れると、エリア内のルーズボールにいち早く反応した葛西の左足シュートがゴールネットへ到達する。「3点差が付いて、『今日はもうこれで堀越さんのゲームかな』というような雰囲気の中で、会場も『お、まだ豊山行けるのかな』という空気にはできたと思います」と海老根監督。3-1。日大豊山が意地の1点を取り返す。

追撃のゴールを奪った日大豊山FW葛西由晏(10番)

「もう1点獲りに行かないと相手は加勢してどんどん来るので、『ここはもう1点みんなで獲りに行くよ』という意識でした」(森奏)。まだ2点のリードを抱えていた堀越は、慌てない。後半に入ってスタメンのDF森章博(3年)からバトンを引き継いだキャプテンのDF竹内利樹人(3年)、森奏、DF渡辺冴空(3年)、瀬下と、昨年度の高校選手権で国立を経験した選手がそのまま残った4バックを中心に、日大豊山の攻撃を着実にかわしていく。

 試合を決めに掛かる前回王者。32分。三鴨のパスを受けたMF杉村充樹(2年)のグラウンダークロスに、後半から投入されたFW千葉慎之助(2年)がきっちり合わせて4点目。37分。竹内の正確なサイドチェンジを起点に、小泉は左サイドをえぐり切って「左足のクロスは得意なので、ディフェンダーとキーパーの間に流すイメージで」完璧なクロス。ここも飛び込んだ千葉がゴールを陥れて5点目。2年生ストライカーはこれでドッピエッタ。またもや点差が開く。

 ファイナルスコアは5-1。「春の関東予選の時は内容的にもずっとこっちが押していたので、それで負けたのがメチャクチャ悔しくて、練習から決定力のところも追及しましたし、1回もチャンスを作らせないという守備のところも意識してきたので、そういう部分を春から修正してきたことが、こういう結果に繋がったのかなと思います」と森奏も話したように、攻守にクオリティを発揮した堀越が日大豊山に7か月越しのリベンジを果たし、2年連続で決勝へと勝ち進む結果となった。

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