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[MOM4930]堀越MF小泉翔汰(3年)_選手権の悔しさは選手権でしか返せない。結果にこだわる「左の翼」が2ゴール1アシストで決勝進出の立役者に!

ゲキサカ / 2024年11月12日 12時27分

堀越高が誇る左の翼、MF小泉翔汰(3年=東京杉並ソシオFC U-15出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.10 選手権東京都予選Bブロック準決勝 日大豊山高 1-5 堀越高 味の素フィールド西が丘]

 あの時に味わった悔しさは、今でも心の中にはっきりと残っている。チームが躍進していく中で自分だけが取り残されていくような、あんな感覚はもう二度と味わいたくない。今度こそアタッカーとして納得のいくような結果を残して、誰よりもピッチで輝いてやる。

「去年の選手権では結果を残せずに悔しい想いをしてきたので、この高校最後の大会で、しかもこの西が丘という会場で結果を残せたのは、自分にとっても大きいと思います」。

 東京連覇を真剣に目指す堀越高が誇る、アグレッシブな左の翼。MF小泉翔汰(3年=東京杉並ソシオFC U-15出身)が西が丘の舞台で披露した2ゴール1アシストの活躍は、この1年間でたどってきた確かな成長を証明する、大事な、大事な結果だった。


 日大豊山高と対峙した高校選手権東京都予選Bブロック準決勝。春の関東大会予選では同じ準決勝で敗れた相手とのリターンマッチ。堀越の選手たちは前半の序盤からアクセルを全開に踏み込み、フルスロットルで立ち上がる。

 前半6分。FW三鴨奏太(2年)のスルーパスでFW高橋李来(2年)が右サイドを抜け出すと、狙うポイントはすぐさま共有される。「最近は右サイドを誰かが駆け上がったら中に入ることを意識していて、そこで入っていったところにマイナスのボールが来た感じです」(小泉)。1本目のシュートはDFに阻まれたものの、こぼれ球をすかさずゴールへ蹴り込む。

「『あ、来た!』『ヤバい、外した!』『あ、でもこぼれてきた!』みたいな感じでした。ウチは最初に先制できれば勝てる試合が多いので、そういう意味でも良い流れを作れたのかなと思います」。小泉の先制弾で堀越がまずは1点をリードする。

 前半25分。MF渡辺隼大(3年)の豪快なミドルで点差を2点に広げていた中で、再び小泉に決定機が巡ってくる。右サイドでボールを持った三鴨は、完璧なラストパスを相手ディフェンスラインの背後へ。「三鴨が前を向いた時に目が合って、走り出したら本当に良いところにボールが来たので、ファーにひねって打とうとはイメージしていました」という小泉の強烈な右足シュートは、左スミのゴールネットへ一直線に突き刺さる。

「いいところに飛んでいきましたね。(渡辺)隼大が良いゴールを決めて、『アイツ、やったな』と思っていたので(笑)、そこで自分が追加点を獲れたことも良かったです」。これで18番はドッピエッタ。チームも前半だけで3点のアドバンテージを手繰り寄せる。

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