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注目MF福本一太主将「選手権まで負け無しで行こうと」。大阪制覇から中3日の阪南大高がU-16代表候補に5-1で勝利

ゲキサカ / 2024年11月15日 9時19分

選手権大阪府予選決勝の先制点など得点力と守備能力の高さに注目の阪南大高MF福本一太主将(3年=アイリスFC住吉出身)

[11.13 練習試合 U-16日本代表候補 1-5 阪南大高]

 3年ぶり3回目の選手権出場を決めた大阪府予選決勝から中3日。プレミアリーグ昇格へ向けて再始動している阪南大高は、前日に負荷の高いトレーニングをしたこともあって、コンディションが良かった訳では無いという。濱田豪監督はU-16日本代表候補との練習試合の内容について厳しい評価だったが、それでも5-1で快勝。指揮官は「いい感じで弱さ(課題)を出してくれた」と課題が見つかったことを前向きに捉えていた。

 この日は先発組とサブ組を組み合わせたメンバー構成。大阪府予選決勝(5-0履正社高)で先制点のMF福本一太主将(3年)や同2得点のFW硲冬真(3年)、同先制アシストの左SB梅原翔久(2年)、CB弥榮琉(3年)、GK沖見駿介(3年)らが先発し、CB上田蒼太(3年)や右SB藤本瞬(3年)、MF木村宗太郎(3年)、MF岡田翔太郎(2年)らは後半からピッチに立った。

 前半15分、途中投入されたばかりのMF伊藤成康(2年)が敵陣でのインターセプトから右足で先制ゴール。17分には、伊藤のシュートが前方のFW弓場潤哉(3年)に当たってコースが変わる形で決まり、2-0となった。

 技術力の高い相手に守りでハマらない部分があったことも確かだが、ピッチ内で声を掛け合いながら改善。注目MF福本は得意の守備で「通用してる部分っていうのはやっぱりある」という一方、攻撃面でもファーストDFをかわしてサイドチェンジする力などを見せていた。

 ただし、その回数が不足していたことを反省。主にボランチながら2023年プリンスリーグ関西1部で10得点、今季も9得点の得点力を持つ福本はこの日、厳しく寄せてくるDFを剥がして繋ぐことにチャレンジしていた。だが、マークを外しきれないシーンも。それだけに、「高校選抜を(個人として)今1番、目標にしてやっている。自分の良さをアピールしていきたいと思います」というMFは、より違いを示すことを目指していく。

 チームは後半にも伊藤がインターセプトから1ゴール。その後も濱田監督が「能力はズバ抜けています。アイツが出てきたのは大きいですね」と評する硲が2得点を挙げて勝利を決定づけた。DF陣も前半からピンチがありながらゴール前での集中力が高く、シュートブロックで阻止するなど1失点のみ。福本は「選手権まで負け無しで行こうということをチームで話して今日も試合したんで、今日も勝てたことは良かったです」と素直に勝利を喜んでいた。

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