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苦しんで、苦しんだ末につかんだ全国切符…京都橘が東山をPK戦の末に下して2連覇達成!!:京都

ゲキサカ / 2024年11月16日 18時9分

京都橘高が2年連続で全国へ!!

[11.10 高校選手権京都府予選決勝 東山高 0-0(PK1-4) 京都橘高 サンガスタジアム by KYOCERA]

 苦しんで、苦しんだ末につかんだ全国への切符だった。第103回全国高校サッカー選手権・京都府予選の決勝は、新人戦と高校総体予選を制して今大会で府内3冠を狙う東山高と、2年連続の全国出場を狙う京都橘高が激突。試合会場となったサンガスタジアム by KYOCERAに駆け付けた約2000人の観客が見守る中、PK戦の末に京都橘が勝利して歓喜の瞬間を迎えた。

 決勝戦という何より結果が求められる試合の位置付けや緊張感、そして両チームのスタイルもあり、互いに堅実な守備から攻撃を繰り出す試合展開となった。東山は5分にDF沖村大也(3年)のロングスローからDF中山和奏(3年)が放った最初のシュートを皮切りに、次々とチャンスを作り出す。京都橘のDF宮地陸翔(3年)が「もっとロングボールを使ってくるのかと思ったけれど、予想以上につないできた」と話したように、パスで攻撃を組み立てながらサイドやバイタルエリアで起点を作ってゴールを目指す。32分にはMF吉田航太朗(3年)が左サイドからドリブルで相手守備網へ切れ込んでエリア内へパスを送り、それを受けたFW山下ハル(3年)がシュート、33分にはセットプレーから再び山下が今度はフリーとなって頭で狙ったが、いずれも京都橘GK平誠都(2年)が好セーブを見せる。

 後半も東山が攻撃を仕掛ける。42分に山下が右サイドを突破して、折り返したこぼれ球をMF辻綸太郎(3年)が狙ったがポストに嫌われた。後半はシュートまで持ち込む回数が減ったものの、終了間際にロングスローの流れからDF津崎翔也(3年)が頭であわせるなどチャンスは作ったが、決めることができない。延長戦でも前半4分に右サイドの沖村からの折り返しを山下がフリーでシュートを放つ絶好機を迎えたが、GK平の好反応に防がれてしまう。試合後、福重良一監督が「一年間、課題だった決定力を克服できなかった」と話したように、チャンスは作るが決めきることができない。4回戦の龍谷大平安高や準決勝の京都共栄高との戦いで見られた展開が、ファイナルの舞台でも発生してしまった。

 一方の京都橘は前半がシュート3本、後半は1本と攻撃で苦労した。最終ラインや中盤が後ろでボールを持った状況からパスをつないで前進できる場面が少なく、長身FW伊藤湊太(2年)や機動力のあるFW高橋優(3年)を生かしたロングボールも相手に対応される場面が見られた。数少ないチャンスも、後半終了間際にロングスローのこぼれ球からMF桐原惺琉(3年)が放ったシュートは枠を捕らえることができず、我慢の展開を強いられる100分間(40分ハーフ、延長戦10分ハーフ)だった。

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