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プレミア開幕5連敗、1-8の敗戦から「めちゃくちゃ」成長した静岡学園。攻守で強さを示し、静岡連覇!

ゲキサカ / 2024年11月16日 22時55分

静岡学園高が2年連続15回目の選手権出場

[11.16 選手権静岡県予選決勝 静岡学園高 2-0 浜松開誠館高 エコパ]

「めちゃくちゃ」成長した静岡学園が、静岡連覇! 第103回全国高校サッカー選手権静岡県予選決勝が16日にエコパスタジアムで行われ、静岡学園高が浜松開誠館高に2-0で勝利。2年連続15回目の選手権出場を決めた。

「立ち上げのプレミア(リーグ)のところから見たら、ほんと信じられないぐらいというチームの変わりようで。この選手権も物凄い成長が見られた、という大会でした」。静岡学園の川口修監督は、連覇を果たした選手たちの大きな成長を認める。

 今季はプレミアリーグWESTで開幕5連敗。6月の大津高(熊本)戦では1-8の大敗も経験している。だが、苦闘を糧にトレーニングから強度、スピード感を上げたチームは、インターハイで逆転勝ち、後半ラストプレーの同点ゴールからのPK戦勝利などベスト8進出。指揮官も「あの(インターハイの4試合の)経験がやっぱり選手たちのマインドを変えた」というインターハイで自信を得たチームは、その後の夏遠征、後期のリーグ戦でどの相手でも主導権を握れるチームに変化していった。

 この日の先発はGK有竹拓海(2年)、右SB望月就王(3年)、CB関戸海凪(3年)、ゲーム主将のCB岩田琉唯(3年)、左SB土田拓(3年)、アンカーにMF堀川隼(3年)が入り、トップ下が篠塚怜音(2年)と天野太陽(3年)、右SH神吉俊之介(2年)、左SH原星也(3年)、1トップを乾皓洋(3年)が務めた。ともに注目SBのDF野田裕人主将(3年)とDF鵜澤浬(3年)を怪我で欠き、大学受験のために静岡県選抜のFW加藤佑基(3年)も不在。だが、プリンスリーグ東海を戦うセカンドチームからの昇格組・神吉らが選手層の厚さを示した。
静岡学園は県3冠と、2連覇をかけての決勝戦
 一方の浜松開誠館高は、2年ぶりの選手権出場へ王手。下級生から経験している選手が多く、プリンスリーグ東海で11戦連続無敗を経験するなど自力がある。決勝の先発はGKが戸塚陸(3年)、DFは濱中伊吹(2年)、ゲーム主将の岩崎総汰(3年、23年U-17日本高校選抜候補)、窪田佑介(3年)の3バック、川合亜門(2年)と橘風芽(3年)が中盤の底の位置に入り、右WB水谷健斗(2年)、左WB友田龍成(2年)、トップ下が森下太陽(3年)、前線は安藤則斗(3年)と服部洸太郎(2年)がコンビを組んだ。
2年ぶりの優勝を狙った浜松開誠館
 試合開始30秒、浜松開誠館は速攻から安藤がドリブルで持ち込んで右足シュート。対する静岡学園は7分に堀川からのパスを受けた原が縦に仕掛けてクロスを上げると、11分にも土田の絶妙な縦パスから原が一気にPAへ侵入しようとする。

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