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プレミア開幕5連敗、1-8の敗戦から「めちゃくちゃ」成長した静岡学園。攻守で強さを示し、静岡連覇!

ゲキサカ / 2024年11月16日 22時55分

 この日、岩崎を中心に濱中、窪田の浜松開誠館DF陣は前半から要所でシュートブロック。自陣ゴール前で“ゴールを隠す”守備を徹底し、友田らの回収から川合、橘を軸にボールを繋いで攻め返して見せる。そして後半16分に2トップを“切り札”のFW田中脩(3年)とFW高橋成(2年)へ入れ替えて反撃を加速させようとする。
静岡学園はMF神吉俊之介(左)らがチャンスを作り出すが、浜松開誠館は濱中伊吹らDF陣がシュートブロックを見せて追加点を許さない
 静岡学園は連動した崩しで追加点のチャンスを作り出していたものの、相手の好守と決定力を欠いたことによって突き放すことができない。加えて、後半28分に守りの要・関戸が足を痛めてCB矢澤怜士(3年)と交代。この後はMF戸枝大耀(3年)を投入した相手の勢いを受けてしまい、田中のドリブルなどで入れ替わられるようなシーンが増えてしまう。33分、浜松開誠館は右中間を突破した高橋が左への動きから左足シュート。だが、わずかにクロスバーの上方へ外れた。

 静岡学園は終盤、バタバタしてしまうシーンが増えていたものの、堀川や岩田、矢澤が相手の攻撃を一つ一つ跳ね返してゴールに近づけない。迎えた40+2分、静岡学園は相手ロングスローを跳ね返し、堀川が大きく前方へ蹴り出す。そして、単騎で相手DFにプレッシャーをかけた天野がパスをインターセプト。すぐさまセンターサークルから左足を振り抜くと、ボールは背走するGKの手を弾いてそのままゴールへ吸い込まれた。
後半40+2分、静岡学園MF天野太陽がセンターサークルから超ロングシュートを決めて2-0天野とDF野田裕人主将が歓喜の抱擁
 このあと、FW大木悠羽(3年)を投入して試合を締めた静岡学園が2-0で勝利。川口監督は我慢の時間帯も無失点で終えた選手たちについて、「精神的にも凄く成長したチームになったかなっていう感じですね」と微笑んだ。

 苦しいシーズンの中で静岡学園はプレー面、精神面ともに大きく成長。リーグ戦でも巻き返し、残留を決定的なモノにしている。ベンチから優勝を見守った野田は、「(リーグ戦で開幕5連敗した頃は)ここまで行くと思ってなくて、本当にどうしようみたいな感じだったんですけど、ほんと一日一日積み上げてきたものが力になっている」と頷く。ゲームトレーニングに復帰した超攻撃的SB野田が、当初はついて行けなかったというほどの切り替えの速さ。その中で自分たちのテクニックをより磨き上げてきた。

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