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選手起用ズバリで決勝点!! 尚志、堅守見せた学法石川を振り切って4年連続15回目の全国へ!!:福島

ゲキサカ / 2024年11月17日 7時0分

尚志高が4連覇を達成!!

[11.16 選手権福島県予選決勝 尚志高 1-0 学法石川高 仙台大学サッカーフィールド郡山]

 第103回全国高校サッカー選手権の福島県予選は16日、福島県郡山市の仙台大学サッカーフィールド郡山にて決勝が行われ、プレミアリーグEASTの尚志高と福島県リーグ1部優勝の学法石川高が対戦。1-0で勝利した尚志が4年連続15回目の選手権出場を決めた。

 前半開始直後から尚志は勢いを持って試合に入る。DFライン背後に抜け出したFW長坂隼汰(3年)がシュートを放ち、ポストに当たったがこれはオフサイドの判定。その後も尚志が押し気味に試合を進めたが、学法石川も堅守を見せる。前半12分には長坂の鋭いシュートをブロックし、前半37分にはMF西丸由都(3年)のシュートをGK樋下田修次(3年)が防ぐ。さらにはDF原田稔己(3年)、DF吉田遥登(3年)の2CBやキャプテンMF熊倉一真(3年)が体を張った守備を見せ続け、尚志の攻撃をはね返して前半は0-0で終えた。

 後半も尚志が押し気味に試合を運びながらゴールを奪えなかったが、後半13分、この日多くの決定機をつくっていたDF市川京志郎(3年)に代えて、DF板垣大翔(3年)を投入する。その直後の14分だった。尚志はこの日キャプテンFW千住澪央(3年)が負傷欠場していたため、代わりにキャプテンマークを巻いた副キャプテンDF荒川竜之介(3年)がサイドチェンジのボールを入れる。これを左サイドの板垣がヘディングで逆サイドに折り返す。このボールをゴールに押し込んだのがMF大内完介(3年)だった。「大翔にボールが入った時、絶対折り返してくると思って、自分がしっかり準備したところうまく流し込めました」とファーサイドのゴールポスト際に入り込んで、ゴールを決めた。苦しんだ尚志だったがようやく先制点を得た。

 その後、学法石川も反撃に転じ、セットプレーやロングスローから決定機をつくりだしたが、稲田正信監督が「かなり足にきていてシュートまで行けなかった」と振り返った通り、あと一歩攻撃にパワーを出すことができず、シュートは後半2本のみにとどまった。尚志は全員が高い守備意識を切らさず、1-0のまま試合終了を迎えて4連覇達成となった。

 尚志の仲村浩二監督は「勝たなきゃいけないプレッシャーの中で勝てて良かったです。3年生を最後、選手権という最高の舞台に立たせたかったので、勝てて良かったです」とまずは全国への切符を勝ち取るというミッションを達成できて安堵していた。学法石川が粘り強い守備をしてきたが、「バランスの良いサッカーはしていましたし、点をもぎ取れないのも想定内でした。焦れないように、良い感じで攻めているから必ず点が入ると伝えていました」と落ち着いていた。

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