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「あの経験があったから…」悔しさ味わった夏からの進化を示した大津、東海大熊本星翔に4発快勝で4連覇達成!!:熊本

ゲキサカ / 2024年11月17日 7時20分

大津高が4連覇達成!!

[11.16 選手権熊本県予選決勝 大津高 4-0 東海大熊本星翔高 水前寺競技場]

 第103回全国高校サッカー選手権熊本県予選決勝が16日に行われ、大津高と東海大熊本星翔高が対戦。FW山下景司(3年)のハットトリックを含む4ゴールを奪った大津が4-0で快勝し、4年連続21回目の選手権出場を決めた。

 今年の大津はプレミアリーグWEST優勝間近で、高体連最強との声も多い。「過去と比べないようにはしているのですが、高さもあって、スピードもあって、ボールを持てる選手もいるのが今年の強み。チームとしてのバランスが良い」。そう評するのは山城朋大監督で、選手権出場をかけた一戦でも改めて強さを証明した。

 前半2分にMF舛井悠悟(3年)が奪った右CKからDF五嶋夏生(3年)がヘディングシュートを放つなど立ち上がりから大津が押し込んだが、東海大熊本星翔はDF渡邉尊翔(2年)を中心とした5バックを敷いてゴール前で自由を与えない。大津攻撃のキーマンであるMF嶋本悠大(3年)に対しては常にマークが付いた状態だったが、その分サイドは空いてくる。

 右サイドは、舛井がボールを持てばアグレッシブに縦突破。左サイドは「監督から中に入れという指示があった。隣には嶋本がいて、左SBも信頼できる大神優斗だったので3人のコンビネーションで崩そうと考えていた」と話すMF小松皐(3年)を中心としたグループでの崩しを披露していく。

 14分には左クロスが反対サイドに流れると、拾った舛井からDF野口悠真(3年)に下げて、ゴール前に入れたクロスから山下がヘディングシュート。以降もチャンスを作り、前半だけで7本のシュートを放ったが、東海大熊本星翔の堅守を崩せない。

 押し込みながら、前半を無得点で終えたが選手に焦りの色は見られなかった。「昨年の決勝を経験している選手が多くいるので、難しい試合になるとチームとして理解していました。なので、前半0-0でもそこまで焦りはなく、“これが決勝なんだ”という想いで後半に挑めた」(五嶋)。

 ワンサイドで押し込む試合展開になるとカウンターのリスクがあるが、大津はボールロストから素早く守備に移行。カウンターの出所に制限をかけることで、DF村上慶(2年)と五嶋のCBコンビが前向きでボールを奪えていたこともチームとして大きかった。

 点は奪えないものの好材料を抱えて残り40分に挑むと、後半4分には右サイドを抜け出した舛井がゴール前に入れたボールを山下が合わせて大津が先制。14分にも、MF畑拓海(3年)のスルーパスからゴール前に抜け出した山下が2点目をマークした。勢いに乗った大津は20分にもCKのこぼれ球をゴール前に入れなおすと、山下が決めてハットトリックを達成した。

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