同点被弾から67秒後の勝ち越し弾で流れ渡さず!! 高川学園、粘る小野田工を退けて節目となる30回目の選手権出場!!:山口
ゲキサカ / 2024年11月17日 20時24分
[11.17 高校選手権山口県予選決勝 高川学園高 4-2 小野田工高 維新みらいふスタジアム]
第103回全国高校サッカー選手権山口県予選決勝が11月17日に行われ、高川学園高と小野田工高が対戦。高川学園が4-2で勝ち、6年連続30回目の出場を決めた。
キックオフ10分前、11時55分の公式計測の気温が25・6度という季節外れの暑さの中で始まった一戦は、開始直後から大きく動く。開始わずか15秒でCKを得るなど意欲的なスタートを切った小野田工に対し、高川学園も3分(40分ハーフ)にCKを得ると、MF中津海蓮恩(3年)のキックを中央に飛び込んだDF柿本陽佑(3年)がヘッドで合わせ、いきなり均衡を破った。
だが小野田工も15分、左サイドを突破したMF川本時生(2年)が、DF出廣旺雅(3年)とのパス交換からセンタリング。ファーサイドから飛び込んで右足で合わせようとしたFW村上秀人(3年)が、高川学園の選手のクリアをブロックする形になり、こぼれ球がゴール前に落ちると、MF中野遥翔(3年)が左足で蹴り込んで同点ゴールを奪った。
優勝候補の高川学園が追いつかれる展開に会場は大きくどよめいたが、そのわずか67秒後だった。再開のキックオフから攻め込んだ高川学園は、ゴール前でパスを受けたFW田坂大知(3年)が最終ラインの背後にスルーパス。タイミング良く抜け出したFW大森風牙(2年)が右足で流し込み、すぐさま勝ち越しに成功する。
高川学園は24分にも田坂が最終ラインの背後に抜け出すと、飛び出してきた小野田工GK井町直裕(3年)をドリブルでかわし、角度のないところから右足で狙ったものの、右ポストに当たって決まらず。28分には大森が右サイドから抜け出し、井町に寄せられながらもドリブルで突破したが、崩れた体勢を整えてから放ったシュートは、懸命に戻った小野田工DF竹本大空(3年)にブロックされた。
その後も決定機を作りながら3点目を奪えずに前半を終えた高川学園だが、後半も押し気味に進めると、9分に追加点。左サイドを攻め上がった柿本が、先にボールに追いついた相手から奪い取ってセンタリング、中央でフリーとなっていた大森が左足ボレーで決めてリードを2点に広げた。
高川学園は攻勢を強めるが、小野田工は劣勢を強いられながらも踏ん張って反撃の機会をうかがう。35分にはエリア外左サイドでパスを受けたFW河口愛翔(3年)が、約25メートルの距離から右足でGKの頭上を破るミドルシュートを決め、1点差に詰め寄る。
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