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同点被弾から67秒後の勝ち越し弾で流れ渡さず!! 高川学園、粘る小野田工を退けて節目となる30回目の選手権出場!!:山口

ゲキサカ / 2024年11月17日 20時24分

 その後も足を止めずゴールを目指した小野田工だが、高川学園は冷静に対処して決定機を作らせない。4分と表示された後半アディショナルタイムの40+4分には、MF宮城太郎(2年)が右サイドのスペースに送ったパスを中津海が折り返し、中央でフリーとなっていた大森が難なく蹴り込んでハットトリック達成の4点目。これで勝負は決まり、再開のキックオフから間もなくして試合終了となった。

 2016年度以来8年ぶりに決勝まで勝ち上がり、1981年度以来43年ぶり4回目の選手権出場、2000年度のインターハイ(全国高校総体)以来となる全国大会出場を目指した小野田工は、懸命に食い下がったが敗戦。最終ラインが徹底して高い位置を保ち、背後のスペースをGK井町がカバーする戦いで真っ向勝負を挑んだが、わずかに及ばなかった。

 インターハイ予選は初戦の2回戦で宇部鴻城高に屈したものの、今回の予選3回戦で雪辱を果たし、勢いに乗って勝ち上がった。今年度から指揮を執る武田英明監督は「第一に走ることがベースで、プラスしてテクニック・良さを、どこまで引き出せるか。自分たちの力を伸ばせるチャンスをもらって、ここまで来た」と振り返り、「3年生の姿で足りないもの、足りたもの、両方を見せてもらったと思う。それを糧に、またチャンスをつかんでほしい」と下級生に期待を寄せた。

 高川学園は早い時間に先制しながらも追いつかれ、嫌な流れになりかけたが、終わってみれば覇権は譲らず、節目となる30回目の出場。江本孝監督は「先制後にうまく試合を運べなかったのは課題」と指摘しながらも、「勝負事なので失点することはある。最初の失点後に、すぐ勝ち越し点を取れたのは、この1年間の成長だと思う」と語った。

 5年ぶりにプリンスリーグ中国に復帰した今年度は、より高いレベルの戦いでチーム力を高めてきたものの、全国に向けては「守備力をしっかり鍛えていきたい」と江本監督。キャプテンのDF沖野眞之介(3年)も「スキをなくし、チームの強みである守備を強化したい」と語り、さらなるレベルアップを期していた。

(取材・文 石倉利英) 
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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