[MOM4941]正智深谷DF佐藤飛友(3年)_小学生のころに両親と訪れた代表戦で誓った「約束の埼スタ」のピッチで全国出場を手繰り寄せる決勝点!
ゲキサカ / 2024年11月19日 8時30分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.17 選手権埼玉県予選決勝 正智深谷高 1-0 浦和学院高 埼スタ]
蹴り込んだボールがゴールネットへ到達したのを見届けると、自然とその足は大応援団が声援を送り続けるスタンドへと向いていた。いつもは同じグラウンドで切磋琢磨しているチームメイトたちの笑顔と絶叫が、視界に入ってくる。
「メンバーに入った30人が頑張るのはもちろんですけど、やっぱり正智が掲げている『一致団結』ということができなければ、このチームは勝っていけないと思うので、今日も全校応援でしたし、スタンドのみんなも合わせて一致団結した結果が、今日のゴールや勝利に繋がったと思います」
2024年の正智深谷高を守備で支えてきたセンターバック。DF佐藤飛友(3年=FCコルージャ出身)がセットプレーから記録した貴重な1点が、チームを8年ぶりとなる冬の全国へと力強く導いた。
強豪対決となった今大会の3回戦・市立浦和高戦。佐藤はとにかく自分の思い描いていたようなプレーができなかったという。「前半はパスミスも多くて、イエローカードももらってしまいましたし、自分が後ろで支えられない分、攻撃もうまく行かなくて、悪い流れになった中で失点してしまって、このまま負けたら本当に悔いが残ると思っていました」。
試合は前半で1点のビハインドを負いながら、後半に入って2点を奪い返した正智深谷が逆転勝利。「その試合は(白岩)龍と鹿倉(颯太)が点を獲ってくれたので、もう次は絶対に自分がゴールでチームに貢献したいと思っていました」。準々決勝と準決勝は守備面できっちり貢献して、ともに1点差で勝ち上がったものの、ここまで大会無得点だった佐藤は明確な結果を求め続けていた。
迎えた浦和学院高と激突するファイナル。お互いに立ち上がりからチャンスを作り合う中で、前半18分に正智深谷はコーナーキックを獲得する。キッカーはレフティのDF鹿倉颯太(3年)。ニアで構えていた佐藤には明確なイメージがあった。
「自分はヘディングで逸らすのが得意なのでニアに入ったんですけど、浦和学院を分析した時に、こぼれ球の寄せが遅いのはわかっていたので、自分の頭を越えたらそこに回って、ボールを待とうかなと思っていました」。
鹿倉のキックが頭上を越えると、バックステップでポジションを取り直した佐藤の足元に、狙い通りのこぼれ球が現れる。右足一閃。強烈な弾道はDFに当たりながらも、ゴールネットを揺らす。「もう『入ってくれ!』と思っていたので、相手に当たって入ってくれて本当に良かったです」。
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