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“最後の選手権”は鹿児島決勝で終幕。神村学園FW名和田我空は「ほんとにまだまだ」「次のステージでまた頑張りたい」

ゲキサカ / 2024年11月20日 22時16分

神村学園高のU-18日本代表FW名和田我空(3年=神村学園中出身)の選手権日本一の夢は鹿児島決勝で潰えた

[11.17 選手権鹿児島県予選決勝 鹿児島城西高 1-0 神村学園高 白波]

「色々期待されていたり、ほんとに本気で今年は日本一を狙ってたので、ほんとにまだ整理はできてないんですけど、自分たちの隙だったり、自分としても力不足だっていうのは凄く感じたんで、ほんとにまだまだだなっていうのと、これをどう次に活かすかっていうのは自分次第だと思います。各個人、サッカー続ける選手ばかりなので、次のステージでまた頑張りたいなと思います」。注目校・神村学園高のU-18日本代表FW名和田我空(3年=神村学園中出身)は、“最後の選手権”を鹿児島県予選決勝で終えた。
 
 8連覇をかけた決勝。神村学園のエースナンバー「14」を背負うFWは、鹿児島城西高のMF中村颯太(2年)や交代出場のMF中村慶登(3年)に監視されながらの80分間だった。それでもシャドーの位置から下りてビルドアップに係わり、正確なプレースキックでチャンスを演出。また、後半は幾度かマークを外してドリブルでゴールへ迫るシーンもあった。

 だが、タッチが少しでも多くなると鹿児島城西DFはあっという間に2人、3人が集結。打ち切る前にシュートコースを消され、足にボールを当てられてしまう。後半37分の失点後はよりボールを引き出し、自分の力でゴールをこじ開けようとしていたものの、同点ゴールを生み出すことはできず。結果、名和田の公式記録上のシュートは前半の1本のみだった。

 名和田は昨年のU17アジアカップでMVPと得点王の2冠。昨年度の選手権(8強)では全3試合でゴールを決め、今年のインターハイ(準優勝)は9得点で得点王に輝いている。プレミアリーグWESTでは出場16試合で13得点を叩き出し、今回の選手権予選も準決勝までの5試合で脅威の18ゴール。だが、プレミアリーグ勢・鹿児島城西の厳しいマークの中でもゴールをもぎ取る力が足りなかった。

 プロで活躍するためには、やらなければならないことがまだまだたくさんある。名和田は「やっぱりこの身長(172cm)で自分が持ってるクオリティだったりを、ストロングを伸ばすとこだったり、守備の部分もウィークもいっぱいあるので、そこもしっかり向き合っていって……次のステージに行ってからも時間はあっという間だと思うので、この3年間で時間があっという間だなっていうのは凄く感じたので、そこはほんと1日でも無駄にしないように自分と向き合っていきたいです」と誓った。

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