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[プリンスリーグ関東1部]矢板中央CB佐藤快風主将が涙の訴え。日本一になるために、応援してくれる人たちのために「もっと本気でやんないといけない」

ゲキサカ / 2024年11月21日 23時20分

 佐藤は誰よりも高校サッカーに縣けて、這い上がってきた選手だ。東京都の公立中学校出身で、矢板中央進学当初は1年生チームでも試合に出ることができていなかったという。強豪・矢板中央で主軸になることは「無理だろ」と周囲から言われていても、金子文三コーチの「24時間サッカーのことを考えろ」という言葉を胸に、トレーニング。「その通りだと思いますし、自分なんか特に全然試合にも出てなかったけど、何が必要かって、やっぱトレーニングし続けることだった」。オフの日もしっかり睡眠を取った上で何かを積み上げられるように日々取り組んできた。
 
 今年1月、新チームがスタートした際は、まだまだ絶対的な存在ではなかった。それでも、人一倍の努力を重ねてきた佐藤は、高橋健二監督も「やっぱり精神的なタフさ、チームをまとめる献身さ。技術的なちょっと弱さはありましたけど、彼はだいぶ努力して、今は外せない存在です」というまでの存在になった。

 特別な能力がある訳ではないが、最終ラインの要を担う佐藤はこの日も声を発し続け、1人で相手の攻撃を止め切るようなシーンもあった。勝たせられなかったことを「自分の足りないところ」と自己分析したが、「本戦(選手権)で負けてこうなるよりかは、その本戦が始まる前に気づけたっていうのはポジティブに捉えていいのかなって思いますし、気持ち的な面では(選手権までに)絶対変われると思うし、意識の問題っていうのは、言い続ければ変わると思いますし、そこはもう全然自分も苦じゃないんで。(周囲から)何言われてもいいし、あと2か月しかない訳だから、もうどう思われてもいいから、それも言い続けるっていう覚悟しかないです。とにかくこのチーム、このメンバーで日本一取りたいって気持ちはほんとに誰よりも思っている」。もちろん、熱い思いを内側に秘める選手もいることは理解。その上で首相は選手権で優勝するために、一人ひとりの意識がより高まるように、できることを全てやり尽くす考えだ。

「やっぱ言葉で言うよりも、結果で返した方が。ピッチで表現して、優勝してる姿を見せれたら、1番の恩返しかなっていうのは思います」。プレミアリーグ昇格、そして選手権日本一という結果を残して、高橋監督や金子コーチらコーチングスタッフ、チームメート、そして家族に恩返しする。

(取材・文 吉田太郎)

●第103回全国高校サッカー選手権特集●高円宮杯プリンスリーグ2024特集

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