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[プリンスリーグ中国]新たな成長の機会を獲得。後半45+4分の劇的V弾で、高川学園が初のプレミアプレーオフ進出!

ゲキサカ / 2024年11月23日 22時56分

後半45+4分、高川学園高MF西岡剛志が右足で劇的な決勝ゴール

[11.23 プリンスリーグ中国第18節 広島皆実高 0-1 高川学園高 広島皆実高校G]

 高川学園が初のプレミアプレーオフ進出! 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 中国は23日に第18節を行い、暫定3位の高川学園高(山口)が同7位の広島皆実高(広島)と対戦。後半45+4分に交代出場MF西岡剛志(3年)が決勝点を決め、1-0で勝った。勝ち点1差の暫定2位・立正大淞南高(島根)が玉野光南高(岡山)と3-3で引き分けて全日程を終了。消化試合の1試合少ない高川学園が、最終戦を前にプレミアリーグプレーオフ(12月、広島)圏内の2位を決めた。
 
 ホームの広島皆実は選手権広島県予選準々決勝で敗退。18回目の全国大会出場を果たすことができなかった。それでも、リーグ戦残留へ向けて準備。この日は、GK井本悠聖(2年)、DF折出勘太(2年)、杉山遼(2年)、表恵佑(2年)、MF迫田提亮(3年)、主将の佐々木喬胤(3年)、野村陸路(2年)、木村悠哉(3年)、名越貫陽(2年)、藤原誉(3年)、FW久保田聖渚(1年)の11人が先発した。

 一方、6日前に選手権山口県予選6連覇を果たしたばかりの高川学園だが、気持ちを切らさずにこの一戦を迎えていた。「甘えを許さないのは、良い思いをして欲しいし、良い景色を見て欲しいから」と江本孝監督。この日の先発はGK高城柊哉(2年)、DF柿本陽佑(3年)、金原知生(3年)、長濱朱哉(3年)、沖野眞之介主将(3年)、MF宮城太郎(2年)、細見颯斗(3年)、中津海蓮恩(3年)、松木汰駈斗(3年)、FW大森風牙(2年)、田坂大知(3年)。プレミアリーグプレーオフ初進出が手に届く位置にいる中、「一戦必勝。今日の1日で成長するぞ」(江本監督)と試合でまた成長をすることを目指して大一番に臨んだ。
プレミアリーグプレーオフ進出を目指す高川学園とプリンスリーグ残留を狙う広島皆実との戦い
 試合は、キックオフ直後のファーストプレーから広島皆実が非常にエネルギッシュな戦い。小熊和人監督が「この試合のために準備してきた。(選手たちは)頼もしかったです」と評したように、強度の高い動きを見せる木村らが気持ちを前面に出して戦っていた。

 セカンドボールの攻防で目立つ野村が、ワンツーからDF背後へパスを通すなど相手ハイラインの背後を意識したゲームメイク。また、1年生FW久保田が最前線でボールを収めて攻撃の起点になり続けて見せる。そして、中盤から藤原や木村、名越がスペースへ飛び出すなど高川学園にプレッシャーをかけた。
選手権予選敗退の広島皆実は立ち上がりからMF木村悠哉らが気持ちを前面に出してプレー
 だが、高川学園はこの日攻守に存在感のある動きを見せた沖野や、金原が落ち着いて対応。逆にGK高城からパススピード速くボールを動かし続け、3人、4人の関係性で局面を攻略するシーンもあった。特に右サイドの中津海が、マークを外して2度3度とクロス。また、推進力のある柿本や長濱が攻め上がって崩しに係わっていく。
高川学園のDF柿本陽佑は攻守に推進力のある動き
 広島皆実は26分、野村のスルーパスで久保田が抜け出すが、シュートは高川学園DF柿本がブロック。高川学園も柿本を起点としたカウンターから中津海がチャンスを迎えるが、広島皆実のGK井本や迫田が身体を張ってシュートを阻止する。
広島皆実の1年生FW久保田聖渚は前線で健闘。シュートを打ち込む
 0-0の後半開始から、高川学園は長濱をDF行友祐翔(3年)へ交代。広島皆実も藤原とMF柚木健治(2年)を入れ替えた。後半立ち上がり、広島皆実は木村の右ロングスローから柚木がヘディングシュート。直後にも木村が右サイドを突破し、その折り返しから久保田の放った右足シュートがクロスバーを叩く。

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