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「半信半疑」を「確信」に変えた選手権予選の確かな結果。流経大柏は懸案だった「次の1点」を奪い切って昌平相手に3-0の快勝劇!

ゲキサカ / 2024年11月24日 12時35分

「選手権に負けて2週間空いてしまいましたけど、改めて『プレミアで優勝しよう』という話はみんなでしていました」とキャプテンのMF大谷湊斗(3年)が言及した通り、昌平は高校選手権埼玉県予選の準々決勝で敗れたため、残されたコンペティションはもうこのプレミアのみ。首位とは3ポイント差という状況を受けて、必勝態勢で臨んだ一戦だったが、なかなかアタックにテンポが生まれず、攻撃の手数も出てこない。

 25分にはようやく昌平に決定機。大谷が右から蹴ったFKの流れから、MF長璃喜(2年)は難しいボレーを枠内へ収めるも、ここはカバーに入った流経大柏MF稲田斗毅(3年)がスーパークリアで回避。流経大柏が2点のアドバンテージを保ったまま、最初の45分間は終了した。


 後半に入っても、基本構図は昌平がボールを持って、流経大柏が構えたところからハントに打って出るというもの。2点を奪ってからの流経大柏は少なくないチャンスを作っていたものの、なかなか次のゴールを手繰り寄せられず、「『次の1点をどっちが獲るかが重要だ』ということは、ハーフタイムに全体で話をしていました」と柚木も語ったように、もちろん3点目を目指す中で、攻守どちらにもバランスを掛けにくい展開を迎えていた。

 そんな状況を打破したのは、帰ってきたナンバー10。後半19分。ショートカウンターから中央を運んだMF飯浜空風(3年)が左へスルーパスを通すと、「ああいう受け方をして、コントロールして、キーパーと1対1という練習もしてきました」という柚木はGKとの1対1も冷静に制し、着実にシュートをゴールへ流し込む。ケガの影響から選手権予選はスーパーサブの役割を担ってきたエースは、これがプレミアでは実に第13節以来となるシーズン5点目。3-0。“次の1点”も流経大柏に記録される。

流経大柏はMF柚木創(10番)がチーム3点目をゲット!

「もっとワンタッチやツータッチで剥がせたら良かったですけど、2タッチ以上してしまうとやっぱり相手も身体が強いですし、プレスも速いので、スムーズにボールが動かず、攻撃もうまく行っていなかったなと思います」(大谷)。小さくないビハインドを負った昌平は、DF上原悠都(3年)と長で縦関係を組む左サイドの仕掛けをポイントに、攻撃の芽までは創出しながら、それを明確にチャンスへ変えるまでのパワーが出てこない。

 流経大柏は右から堀川、DF幸田爽良(3年)、奈須、DF宮里晄太朗(3年)で組んだ最終ラインも高い集中力を保ち続け、守護神のGK加藤慶太(3年)も的確な指示を送ってチームを引き締める。「選手権に勝って、それでホッとしちゃうのがウチっぽいんだけど、今日はそれがなかったから本当に良かったですね」(榎本監督)。ファイナルスコアは3-0。盤石のゲーム運びで白星を奪った流経大柏が、再び優勝争いに食い込む権利を力強く手繰り寄せた。

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