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[MOM4949]流通経済大柏DF奈須琉世(3年)_ここに来て研ぎ澄まされてきたのは得点感覚!チームの確かな成長を実感しているキャプテンが攻守に躍動!

ゲキサカ / 2024年12月12日 14時3分

流通経済大柏高を逞しく束ねるキャプテン、DF奈須琉世(3年=柏レイソルA.A.TOR’82出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.23 プレミアリーグEAST第20節 昌平高 0-3 流通経済大柏高 昌平高G]

 自分を信じて、チームメイトを信じて、地道に、丁寧に、それでいて確実に蒔いてきた種は今、ようやくはっきりとした実を結びつつある。だが、ここからがいよいよ本当の勝負の時。信頼できるみんなの力を1つにまとめて、絶対に一番高い頂まで登り切ってやる。

「やっぱり静かなゲームをやっていたら崩れていきますし、声が出ていなかったらもちろん自分から発信するんですけど、それにみんなが反応してくれたり、『もっとこうした方がいいだろ』と周りからの声も増えてきたなとは本当に自分も感じているので、チーム全体の底上げはできてきていると思います」。

 流通経済大柏高が敷く“2人キャプテン”の一角を担ってきた、リーダーシップあふれるセンターバック。DF奈須琉世(3年=柏レイソルA.A.TOR’82出身)の攻守に渡る奮闘は、明確に日本一を狙うチームに強固な1本の軸を通していく。


「自分たちは選手権を戦ってきた中で、試合の中で1つの目標としているのが『最初の15分で1点』というところで、そこを獲れると流れに乗れることはわかっていました」。奈須はこの日のゲームに臨んだチームの狙いをこう明かす。プレミアリーグEAST第20節。アウェイに乗り込んだ昌平高との一戦は、流経大柏が高い位置から掛けたプレスがハマって、立ち上がりから好リズムに。流れそのままに18分にはFW粕谷悠(3年)が先制ゴールを奪い、まずは1点のリードを手にする。

「今回の先制は18分でしたけど、15分に近い時間に獲れたのがまずは大きかったかなと思っています」。そう話したキャプテンが、次の歓喜の主役をさらう。21分。左サイドで獲得したCK。「奈須とは日ごろからセットプレーの練習をしている時に話し合っているので」というMF柚木創(3年)の完璧なボールが届くと、ニアからファーへ回り込んだ奈須のヘディングがゴールネットを鮮やかに揺らす。

「自分はヘディングを武器にしているので、『セットプレーがあったら絶対に点を獲ってやろう』と思っていたんですけど、柚木が良いボールを上げてくれたので感謝したいです。昨日考えた形がドンピシャで決まりました」

 プレミアでは実に9試合ぶりのゴールだったが、その得点感覚は少し前から研ぎ澄まされていた。11月9日。全国出場を懸けた高校選手権千葉県予選決勝。日体大柏高との試合で奈須は右足と頭で2ゴールを記録。自らのドッピエッタで千葉制覇を手繰り寄せていたのだ。

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