京都産業大でDF大串昇平とDF横窪皇太がJ内定会見、高校時代の実績対照的な2人が大学でともに成長
ゲキサカ / 2024年11月28日 17時27分
京都産業大は27日、Jクラブ加入内定合同記者会見を行った。23年のリーグ優勝やインカレ準優勝、24年のリーグ3位という好成績を収める中で、今季はDF大串昇平(4年=G大阪ユース/FC岐阜内定)とDF横窪皇太(4年=金光大阪高/テゲバジャーロ宮崎内定)の2人がJリーグの舞台に進む。
大串はユース年代にG大阪U-23でJ3を12試合経験している。ただ華々しい経歴での入部となったが、怪我で離脱することが多かった。しかし「しんどい時にどう過ごしていくか、どういう風な考えを持っているかを意識する事で精神的に強くなれた」と振り返る通り、精神的な成長を遂げることで副将としてチームを引っ張れるようになった。夏前からはチームに対して厳しい声を大きな声でかけるなど、自身のキャラを変えるほどの大きな変化を遂げることでプロ内定に繋げた。
横窪は一般入部という形でサッカー部に入部した。自身の課題と向き合いながら精神的な成長を遂げることでプロ内定を勝ち取った。実績は無くとも、2年生から主力のCBとしてチームに貢献し続けた。「チーム全体の組織としての事を考えることも多くなった」。大串と共に副将としてチームを牽引。吉川拓也監督も「精神的にタフに成長してくれた」と評価した。
以下コメント
⚫️大串昇平
「自分の強みはクロスで、プロになってからも負けたくない部分でもある。そのクロスから得点機会創出やアシストを増やしていき、FC岐阜の勝利に貢献できるように頑張りたい。1年目の目標は開幕からスタメンを取ること。年間を通して結果であったり試合に絡んでいきたい」
古井裕之総監督評
「大串選手は必ずプロになれる選手という認識はずっとあった。ただ、性格の部分はまだまだ子供の所もあったし、自分を表現することはできない部分もあったが、この4年間でその辺りも相当成長したし、自信を持って送り出せるような選手になってくれたと思います」
吉川拓也監督評
「正確な技術と高い戦術理解力のある選手。現代型のSBでビルドアップ時に低い位置で攻撃を組み立てる事が出来、攻撃時にはボランチの位置に入りクロスの質やシュートの部分で得点に関わる選手。2、3年時は怪我で離脱し苦しんでいる事が多かったが、4年生になってからは副将として精神的にタフに逞しく成長してくれた。Jリーグの舞台でどれだけ活躍してくれるかを楽しみにしてます」
FC岐阜強化チーム 神田勝夫氏
「上がる下がるのプレーを冷静な判断でできている。普通のプレーに見えるがクオリティの高さに目を向けた。10試合見たが、『普通に・そつなく・いつもの』プレーを繰り返して出来ているところに目をつけたので来てほしいと思った。右クロスの精度は高く、J3で戦う上で必要になるパーツになる。彼の得意な部分を90分を通じて何回出せるかが戦いになると思うのでより多く求めていきたい」
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