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チームの特長、注目選手は?近畿地区選手権代表6校の指揮官が共同記者発表会で意気込み

ゲキサカ / 2024年12月2日 18時0分

後列左から草津東高の牛場哲郎監督、近大和歌山高の藪真啓監督、奈良育英高の梶村卓監督。前列左から阪南大高の濱田豪監督、京都橘高の米澤一成監督、滝川二高の小森康宏監督

 11月29日、第103回全国高校サッカー選手権大会 近畿地区代表校の共同記者発表会が大阪府大阪市の読売テレビで行われ、代表6校の監督が意気込みを語った。

 3年ぶり3回目の出場を果たしたのは、阪南大高(大阪)。「毎年代表校が変わる激戦区を5回勝つために、どうやって戦うか今年のチームに当てはめて戦った。今年は自分のことはきちんとできる勤勉性が身に付いた選手が多い。学習成績も高いのが例年にはない今年の良さ」。そう話すのは濱田豪監督で、予選では対戦相手に応じた選手起用を実施。出番を与えられた選手が自らの仕事をこなした結果が全国大会出場に繋がった。

「今年に関しては誰を出しても恥ずかしくない選手が揃っている」(濱田監督)中でも一押し選手は主将のMF福本一太(3年)。指揮官が「言葉を発してチームを牽引するタイプではないのですが、自らの行動でチームを牽引していく」と評するボランチを中心に戦い、まずは初戦突破を目指す。

 京都橘高(京都)は新人戦、インターハイのタイトルが取れず、プリンスリーグ関西1部でも苦戦が続いたが、予選を粘り強く勝ち上がり、2年連続11回目の出場権を手にした。選手の頑張りとともに米澤一成監督が称えるのは、コーチ陣の頑張りで「今年はしっかり分析をして臨んだ中、コーチがしっかり汗をかいてくれたのが大きかった」と口にする。

 また、本職はアタッカーながらも夏以降チームを安定させるため、DFラインに回ったDF宮地陸翔(3年)とDF増井那月(3年)の存在も欠かせなかった。「チーム事情が苦しかったので、能力を後ろで発揮してもらおうとチームのために泣いてもらった。それが彼らの成長に繋がった」(米澤監督)。

 選手権では開幕戦を引き当て、帝京高(東京A)と対戦するため、国立でのプレーが決定済み。米澤監督は「我々は国立には行かせてもらったので、他のみなさんは国立を目指して頑張ってください」と笑いを交えて、他校にエールを送った。

 今年の草津東高(滋賀)は新人戦で準優勝、近畿大会で3位になりながらもインターハイは準々決勝で敗退。好不調の波が激しくリーグ戦でも苦戦が続いたが、選手権予選は最後の大会ということもあり、3年生が一致団結して戦った結果、3年ぶり13回目の出場となった。

 牛場哲郎監督がチームの大黒柱であるMF上原周(3年)とともに注目選手として挙げるのは「プレーで攻守に渡ってチームを支えてくれている」MF寺川剛正(3年)。予選直前に3-4-2-1から4-2-3-1にシステム変更した際、寺川が「トップ下がいませんよね?僕がやりますよ」と牛場監督に声を掛け、適任者不在のポジションにおさまったという。

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