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U-17高校選抜が夏からCBへ転向し、堅守を構築。京都橘DF宮地陸翔主将は「チームのために」をプレーで表現

ゲキサカ / 2024年12月4日 22時53分

京都橘高の守りを安定させているDF宮地陸翔主将(3年)

[11.30 プリンスリーグ関西1部第18節 G大阪ユース 2-0 京都橘高 J-GREEN堺S2]

 選手権京都府代表校の京都橘高は、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 関西1部で降格圏の9位。残留は1位・G大阪ユース、2位・京都U-18のプレミアリーグプレーオフの結果に委ねられることとなった。

 最終節のG大阪ユース戦はけが人が多いこともあって、選手権予選決勝の先発メンバーを起用せず、ゲーム主将のFW吉野歩夢(3年)や身体能力の高いFW久保瞬(3年)、大型CB早苗優介(2年)らが先発。優勝チームのG大阪ユースに良く食い下がったものの、なかなか自分たちの時間を増やすことができず、0-2で敗れた。

 DF宮地陸翔主将(3年)は、9位という結果に「ずっと1部にいて、プレミアにもいたチームなので、自分たちが橘の歴史にちょっと傷をつけてしまったっていうところはやっぱりダメだなって思うし、やっぱりその選手権のところで結果を出したいなって思います」。国立開幕戦(12月28日、対帝京高)から始まる選手権で結果を残すことを誓っていた。

 今年は、県新人戦が準決勝、インターハイ予選は準々決勝でそれぞれ敗退。プリンスリーグ関西1部では開幕から12試合白星がなかった。失点が増える一方、得点数を増やせず。まとまりを欠く部分もあったという。だが、夏休みに注目ボランチの宮地をセンターバック(CB)へ、関西トレセンメンバーのFW増井那月(3年)をサイドバック(SB)へそれぞれコンバート。チームは守備から立て直すことに成功する。

 宮地は前回大会、FWとして選手権出場に貢献。U-17日本高校選抜にもFWとして選出されている。ボランチ、サイドハーフでも攻撃力や運動量を発揮する主将は、CB転向について「最初は点決めに行きたいなっていうのもあったんですけど、やっぱりチームとして与えられた役割、チームのためにっていうプレーを自分でも目標としてやってるんで、しっかりチームになるためにプレーしていきたいなと思っています」。守備から入ること、守備を堅くすることを決めた京都橘でチームのためにCBでプレー。得意とするシュートブロックを発揮するなど、チームの守備力強化に大きく貢献した。

 選手権予選では連覇を達成。準々決勝では大谷高に追い込まれながらも、MF桐原惺琉(3年)と宮地のゴールで逆転勝ち。準決勝(対福知山成美高)もMF新谷杏士(3年)の先制点など後半の5ゴールで快勝すると、宿敵・東山高との決勝ではGK平誠都(2年)の活躍などもあって、0-0(PK4-1)で頂点立った。

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