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勝利に拘る意識を身に付けてきた東京Vユース、プレミア昇格まであと一勝…“今年の強み”を発揮して日章学園を退ける!!

ゲキサカ / 2024年12月7日 11時11分

東京ヴェルディユースが初戦突破!!

[12.6 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 東京Vユース 2-1 日章学園高 サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]

 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025参入を懸けたプレーオフ(広島)が6日に開幕。東京ヴェルディユース(関東1/東京)と日章学園高(九州2/宮崎)が対戦したAブロック1回戦は前半のリードを守り切った東京Vユースが2-1で勝利した。8日の2回戦ではカターレ富山U-18(北信越/富山)と対戦する。

 数多くの技巧派を輩出してきた東京Vユースだが、今年の強みは上手さだけではない。「今年は切り替えの速さが売り。前からの守備でハメていって、すぐ攻撃ができる。全員で守備をして守り切るのが昨年との違い」。そう話すのはDF坂巻悠月(3年)で、この日のゲームでも上手さを見せつつも、随所で守備の強みを発揮し、勝利を引き寄せた。

 確かな力を持ちながらも7月の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では2分け1敗に終わり、グループリーグで敗退した苦い経験も生きている。「夏に痛い目を見ているので強い気持ちを持っていました。入りが自分たちの弱さ。そこの気持ちは他の試合よりも入っていた」。そう話すのは坂巻で反省を生かし、勢いよく試合に入ると前半3分にはFW土屋光(3年)からのボールを受けたMF井上寛都(3年)が左サイドからのカットインシュートを決めて、幸先の良いスタートを切った。

 先制してからも「今年の特徴」(藪田光教監督)である左のMF川村楽人(3年)と右のMF半場朔人(3年)がサイドで積極的に1対1にチャレンジし、日章学園を押し込むと12分にはMF粕谷晴輝(3年)のパスから右サイドに展開。最後は半場がゴールネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

 以降も押し込みながら、試合を決定づける3点目は奪えなかったが、警戒していたサウサンプトン内定のFW高岡伶颯(3年)とベガルタ仙台内定のMF南創太(3年)への対策は万全。「相手は前に速い選手がいるので、自分たちが切り替えを速くして相手陣地で奪いたかった」と明かすのは藪田監督で、失った後の即時奪回を徹底し、カウンターを許さない。

 エンドが変わった後半は試合展開が大きく様変わり。「後半は両サイドに特徴のある選手がいるのでそこから攻めてCK、セットプレーの数をより多く取っていく。守備は最初入ってくるボールに対してなかなか行けなかったので足元に対して厳しく行くところを徹底した」。原啓太監督がそう話す日章学園のペースで試合が進んでいく。

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