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チームに息衝いていた「トーナメントの勝負強さ」。G大阪ユースは高川学園の奮闘に苦しみながらも粘り強く勝ち切って3年ぶりのプレミア復帰に王手!

ゲキサカ / 2024年12月8日 7時40分

 それでもワンチャンスをモノにしたのは関西王者。32分。インサイドに潜ったDF加地莉比斗(3年)が丁寧なスルーパスを通すと、抜け出したFW安藤陸登(3年)はGKとの1対1も「左足でファーに流し込むイメージで」ゴール右スミへボールを流し込む。難しい流れの中で光った個の力。G大阪ユースが1点のリードを奪って、最初の45分間は終了した。



「守備はずっとしていましたけど、良い流れは掴めていたのかなと思います」と江本監督も話した高川学園は、後半4分にビッグチャンス。右サイドから松木がグラウンダーで入れたクロスに大森と桑原がスプリント。ここはG大阪ユースのDF横井佑弥(1年)に間一髪でクリアされるも、直後のセットプレーが歓喜を連れてくる。

 左サイドのCK。ショートで蹴り出した松木が、FW田坂大知(3年)のリターンを受けて丁寧なクロスを入れると、中央で待っていたDF吉岡翼(3年)が頭で合わせたボールは左スミのゴールネットへ吸い込まれる。「普段からああいうサッカーをやられているので、クロスの質は高かったですよね」とG大阪ユースを率いる町中大輔監督も認めるアタックから同点弾。沸騰するオレンジの応援席。1-1。スコアは振り出しに引き戻された。




 25分。高川学園に決定機が到来する。試合を通じて正確なキックで攻撃の起点を作り続けたGKの高城が、ここも相手陣内へ好フィードを蹴り込むと、DF行友祐翔(3年)が背後へ飛び出し、GKと1対1に。ただ、ここは10月にトップチームとプロ仮契約を結んだ荒木がビッグセーブで応酬。2点目は許さない。

 28分。今度はG大阪ユースに決定機が訪れる。この日も積極的にボールを引き出していた加地が、左サイドからディフェンスラインの裏に完璧なパスをグサリ。飛び出した安藤は「キーパーがちょっと前に出てきていたので、シュートのタイミングをずらして」ループシュートを選択。フワリと浮かせたボールが、鮮やかにゴールネットを揺らす。背番号9のドッピエッタ。2-1。G大阪ユースが一歩前に出る。



「そこまではどっちに転んでもおかしくないような流れになっていたので、1-2になった時にはちょっとガックリ来た部分もあったと思います」と江本監督も言及した高川学園は、それでも諦めない。34分。中央をMF西岡剛志(3年)がドリブルで運び、田坂の左クロスを松木が頭で折り返すと、ここも行友が至近距離からシュートを放つも、軌道はわずかにクロスバーの上へ消えていく。

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