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柏U-18は戴冠に一歩届かず。川崎F U-18はホームラストゲームを彩る意地の白星でいつものグラウンドに「勝利のバラバラ」を響かせる有終の美!

ゲキサカ / 2024年12月9日 18時43分

川崎F U-18はFW恩田裕太郎(17番)が先制ゴール!

 後半に入っても、大きな試合の構図は変わらない。「みんな緊張して良いプレーができなくて、『ハーフタイムで変われるかな』と思ったんですけど、やっぱりそこまで変わることなく、いつも通りではなさ過ぎましたね」と話したのは柏U-18きってのポリバレントさを誇るMF藤谷温大(3年)。MF戸田晶斗(3年)やFW吉原楓人(3年)にボールが回ると時折スイッチが入り掛けるも、フィニッシュまでは持ち込めない時間が続く。

 11分は川崎F U-18。左サイドの高い位置で関がボールを奪い返し、恩田がペナルティエリアへ侵入するも、ここは栗栖が果敢に飛び出してキャッチ。15分も川崎F U-18。左から柴田が蹴ったCKがエリア内で混戦を生み出し、林が枠へ収めたシュートは柏U-18も4枚ブロックで懸命に弾き出したものの、ホームチームが漂わせる“2点目”の雰囲気。

 勝利には2点が必要な柏U-18も、15分に2枚替え。FW加茂結斗(1年)とDF佐藤桜久(1年)を投入し、前線にFWワッド・モハメッド・サディキ(3年)と吉原を並べ、ボランチのMF長南開史(中学3年)を右サイドバックにスライドさせる攻撃的な布陣で勝負に出る。

 だが、20分のアタックも川崎F U-18。カウンターから運んだ恩田が右へ振り分け、MF知久陽輝(3年)が迎えた決定機は、飛び出した栗栖がビッグセーブで回避。26分も川崎F U-18。関の左ロングスローを柏ディフェンス陣は掻き出し切れず、知久が叩いたシュートは枠を越えたものの、「相手のやりたいことをやらせなかったというところで、かなりリズムがこっちに来たところはありましたね」と長橋監督も言及。時計の針は着々と進んでいく。

 39分。ようやく柏U-18に好機到来。1分近くボールを握った流れから、長南、戸田とダイレクトでボールを回し、ワッドがマーカーを巧みに外して放ったシュートは、しかしクロスバーの上へ。「今日は勇気を持たせてあげられなかったというところ、普段できていたことができなかったというところですね」とは藤田優人監督。どうしても1点が奪えない。

 3分間のアディショナルタイムが経過すると、タイムアップのホイッスルが生田の空に鳴り響く。「今までやってきたことが今日のピッチで出せたのかなと思いますね。最後に懸ける想いはベンチメンバーも、今日のメンバーに入れなかったベンチ外の選手も含めて強かったですし、そこでレイソルよりも上回ったのかなと思います」(土屋)。柏U-18は他会場の結果により、プレミアリーグEAST優勝には届かず。川崎F U-18が最終節のホームゲームを笑顔で飾る結果となった。

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