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引退試合なのに…ガチすぎてイニエスタ不発、往年の豪華スターによる“エル・クラシコ in 東京”はバルサ勝利、観客数は4万5725人を記録

ゲキサカ / 2024年12月15日 15時57分

不発に終わったアンドレス・イニエスタ

 元ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタの引退試合として行われる『エル・クラシコ in 東京』が15日、味の素スタジアムで開催された。豪華スターたちによる本気のダービーマッチはバルセロナが2-1で勝利。90分フル出場のイニエスタは終了間際に起点を作り、決勝点となるオウンゴールが生まれた。

 かつて一世を風靡した往年のスターたちが味の素スタジアムに登場した。バルセロナのスタメンは、GKジーザス・アンゴイ、4バックはDFセルジ・バルフアン、DFラファエル・マルケス、DFフレデリック・デウ、DFフェルナンド・ナバーロ。ボランチはMFガイスカ・メンディエタとMFシャビ・エルナンデス。インサイドハーフにイニエスタ、MFルドビク・ジュリー。前線はFWハビエル・サビオラ、FWリバウドとなった。

 レアル・マドリーのスタメンは、GKイケル・カシージャス、4バックはDFラウール・ブラーボ、DFフェルナンド・サンス、DFファビオ・カンナバーロ、DFロベルト・カルロス。ボランチはMFルイス・ミジャとDFイバン・カンポ。左サイドにFWサビオ・ポルトリーニ、右サイドにMFスティーブ・マクマナマン。前線にMFジュリオ・バチスタ、MFクリスティアン・カランブーが立った。

 バルセロナは前半4分にイニエスタの起点から決定機が生まれるが、ゴール前でカンナバーロの好ブロックに阻まれる。15分にはサビオラがシュートするが、カシージャスのセーブに止められた。31分に待望の先制ゴール。バルセロナはジュリーのパスから最後はサビオラがゴールに流し込み、均衡を破った。

 追いかけるR・マドリーは数度のチャンスもゴールには及ばない。一方、バルセロナは前半41分にシャビが右足でミドルシュート。わずかにゴール枠内を外れたが、前半はバルセロナが1-0で折り返した。

 後半からはR・マドリーも反撃の回数を増やす。後半25分には途中出場FWエドウィン・コンゴがゴール前で決定機を迎えるが、冷静に放ったシュートはゴール左ポストを直撃。同点ゴールとはならなかった。

 後半32分、R・マドリーが待望の同点ゴール。コンゴが敵陣内で倒れたところで、家本政明主審がファウルの判定。R・マドリーがPKを獲得した。FWハビエル・バルボアが冷静に沈め、1-1と試合を振り出しに戻した。

 終了間際のFKチャンスもイニエスタはキッカーを務めず。しかし、その流れでイニエスタがPA左からクロス。混戦のままゴールラインを割り、オウンゴールでバルセロナが勝ち越した。

(取材・文 石川祐介)
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