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[MOM4966]大津MF畑拓海(3年)_“大津の心臓”が攻守に躍動。167cmの小柄なボランチがスーパーミドルで先制点

ゲキサカ / 2024年12月15日 16時33分

前半45+2分、大津高MF畑拓海(3年=FC KAJITSU U-15出身)が右足ミドルを決めて先制点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.16 プレミアリーグファイナル 横浜FCユース 0-3 大津高 埼玉]

 小柄な技巧派ボランチが、スーパーミドルを決めた。0-0の前半45+2分、大津高は左サイドから攻めると、中央のMF山下景司(3年)がボールを後方へ落とす。これを受けたMF畑拓海(3年=FC KAJITSU U-15出身)が正確なファーストコントロールから右足を一閃。完璧にインパクトした一撃は鋭く変化し、ゴールネットに突き刺さった。

 アシストした山下が「最初は外れたと思ったんですけど(微笑)、めっちゃブレて入ったので、あそこの場面、(自分も)頑張って良かったっていうか、まさかゴールに繋がると思ってなかった。本当に良かったと思います」というシュートは、相手GKが一歩も動けないほどの衝撃的な一撃。チーム一のキック精度を誇るMFが、朝練習から取り組んできたという成果を大一番で発揮した。

 その畑は、「ミートするっていうのを心がけてミドルシュートやってきたので、そこでボールにちゃんとインパクトして、無回転気味に蹴れたのは凄く良かったです。ミドルシュートは自分の特長でもあるんで、そこは1発持ってるので。自信持って打てたのかなと思います」と会心の先制点を喜んだ。

 前半は相手の粘り強い守備に苦戦。チャンスも作っていたが、その数を十分に増やすことができていなかった。その中で畑が値千金の先制点。山城朋大監督は「畑が素晴らしいシュートを決めてくれた」と讃え、畑も「前半はこのまま0-0で終わるのかなって思ってたんですけど、自分のミドルシュートで後半に向けてチームを前進させることができたっていうのは凄く良かったかなと思います」と胸を張った。

 この日、大津はセカンドボールの攻防でも相手を大きく上回った。相手のクリアがやや乱れる中、畑らが回収力を発揮。「そこはもうゲーム展開が変わるような、ボランチとして1番大事なプレーだと自分では思ってるので、セカンドボールを拾い続けて攻撃し続けるっていうのはできたのかなと思います」と頷く。

 畑は身長167cmと小柄で特別なフィジカルを持つ訳でもない。その分、相手よりも速く動くことや予測の部分を常に意識。トレーナーとともにアジリティ強化に取り組んできたことも回収力向上に繋がっているようだ。

 攻守両面で活躍し、目標のプレミアリーグファイナル制覇。だが、畑を含めて満足している選手はいない。畑は2週間後に始まる選手権へ向けて、「ファイナルと違って相手も高体連のチームで選手権は戦い方も変わってくると思うんで、そこはやっぱりもう1回リセットして、自分たちの気持ちを 次は選手権に全員で向かっていけるように頑張っていきたいと思います」。平岡和徳テクニカルアドバイザーや山城監督が“大津の心臓”として期待するボランチが、選手権でも輝く。

(取材・文 吉田太郎)

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