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大津MF嶋本悠大が中心選手として日本一。16日からのU-19代表候補合宿で「どんどんアピールしていきたい」

ゲキサカ / 2024年12月15日 21時20分

大津高のU-19日本代表候補MF嶋本悠大(3年=ブレイズ熊本出身、清水内定)は攻守で奮闘し、日本一に

[12.16 プレミアリーグファイナル 横浜FCユース 0-3 大津高 埼玉]

 清水内定の注目MFが自身初の日本一を喜んだ。大津高のU-19日本代表候補MF嶋本悠大(3年=ブレイズ熊本出身)は、前半から攻守に渡って一際多くボールに絡む動き。運動量を増やして味方のカバーをしつつ、得意の攻撃面でチャンスを生み出そうとした。

 大津は試合を通して敵陣でのセカンドボール回収を増加。嶋本も高い位置でボールに触れてコンビネーションでの崩しにチャレンジしていた。浮き球パスやミドルシュートを放ったほか、チャンスになる1つ前の段階での効果的なパスも。後半29分、枠の右外から内側に曲がるように狙った右足グラウンダーショットがわずかに外れて無得点に終わったが、日本一を達成した。

「今まで日本一っていうのは経験してきていないので、日本一になれたっていうのは、今後の人生でも糧にしていきたいです」と嶋本。昨年からレギュラーを務めるMFは今季、プレミアリーグWESTで主にボランチを務めながらリーグ6位タイの12得点をマークしている。平岡和徳テクニカルアドバイザーや山城朋大監督から掛けられてきた「オマエのチームだぞ」という言葉によって、責任感を持ってチームを引っ張ってきた。

自分が、自分がと意識しすぎると、自分のプレーが上手くいかなくなる。ただし、中心選手の自覚、責任感を忘れずに味方を動かし、自分のゴール、アシスト、ボールを奪うことも求めてきた。

「大津の10番を背負わせてもらってる分にはやっぱり何もしない訳にはいかないので、そこの部分はやっぱり自分ができることって言ったら、守備で刈り取るところとか、アシストとゴールっていう部分でチームに貢献したいと思っているんで、選手権もそういう形で貢献できたらなと思います」

 嶋本は12月16日からU-19日本代表候補合宿に参加。来年2月に開催されるU-20アジアカップ(中国)のメンバー入りをかけて年上のJリーガーや大学生に挑戦する。「代表は1個上で、やっぱりサバイバルだと思うので、そこの部分で遠慮せずにどんどんアピールしていきたいと思います」と力を込めた。高校年代を代表するMFが、中心選手として日本一を獲得。次は年上との競争の中で自分の特長を発揮し、U-19日本代表でも中心選手の座を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

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