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1年生GKが筑波大に立ちはだかる!! PK阻止で持ち堪えた大阪体育大、依然未勝利も8強入りに望み

ゲキサカ / 2024年12月16日 19時47分

PKストップしたGK野村寛礼(写真右)を称える大阪体育大の選手たち

[12.16 インカレ決勝ラウンド第2節 筑波大 0-0 大阪体育大 本城]

 第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は16日、決勝ラウンドのグループリーグ第2節を行い、北九州市の黒崎播磨陸上競技場 in HONJOの第1試合は筑波大(関東2)と大阪体育大(関西4)が0-0で引き分けた。優勢に試合を進めた筑波大が後半7分にPKを獲得したが、DF福井啓太(4年=大宮U18/大宮内定)のキックは大阪体育大GK野村寛礼(1年=藤枝明誠高)がセーブ。この結果により、C組は全大学にベスト8進出の可能性が残る状況で18日の最終節を迎える形となった。

 16日の開幕節で東海学園大を3-0で破った筑波大と、九州産業大に0-1で敗れた大阪体育大による名門対決。筑波大は開幕節から先発5人、大阪体育大は4人を入れ替え、いずれも攻撃陣にフレッシュな陣容を並べた。一方、両チームともに引き分けが最低限の結果とあり、ともにリスクを避けた試合の入り方となった。

 ところが前半7分、筑波大をアクシデントが襲った。今大会初先発のMF高山優(4年=筑紫丘高)が相手と競り合った際、右肩を痛めてプレーが中断。後半11分にMF加藤玄(3年=名古屋U-18/名古屋内定)が投入され、MF竹内崇人(4年=広島ユース)がシャドーに回った。

 すると前半19分、大阪体育大が最初の決定機を創った。エースのFW古山兼悟(4年=立正大淞南高/C大阪内定)が高い位置でボールを奪い、FW臼田成那(1年=ノースアジア大明桜高)がパスを受けると、最後は左足に持ち替えてシュート。しかし、これはDF小川遼也(2年=富山U-18)にブロックされ、筑波大の分厚い壁を破ることができなかった。

 筑波大も前半29分、FW小林俊瑛(2年=大津高)が敵陣でボールを奪うと、MF篠田翼(2年=昌平高)がシュートフェイントで相手の逆を取る。だが、これもGK野村に阻まれた。また筑波大は裏抜けの際、大阪体育大のハイラインに対してオフサイドにかかる場面も続き、見せ場少なく0-0のハーフタイムを迎えた。

 そうして迎えた後半7分、筑波大がこの日最大のビッグチャンスを迎えた。DF安藤寿岐(3年=鳥栖U-18)が左サイドを駆け上がり、ゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、これに反応した小林のシュートが大阪体育大DF池戸柊宇(1年=京都橘高)のハンドを誘発。PKで絶好の先制チャンスを迎えた。

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