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ユース、トップ、代表でフル稼働した飛躍の1年も広島18歳FW井上愛簾「ベンチに入れず苦しい時期もあった」来季への覚悟示すU-19日本代表初ゴール!!

ゲキサカ / 2025年1月16日 17時41分

FW井上愛簾

 高校3年生世代ながらサンフレッチェ広島のトップチームでプロ初ゴールも記録していたFW井上愛簾が、ロサンゼルス五輪世代にあたるU-19日本代表の国内合宿最終日の練習試合で同世代での初ゴールを決め、良い形で飛躍のシーズンを締めくくった。

 流通経済大との練習試合では開始早々、右サイドでMF佐藤龍之介(FC東京)からピンポイントパスを受けると、右足で折り返したボールをニアポスト脇にズドン。井上自身は「角度のない状況だったのでシュート性のクロス、相手に当たればCKという願いも込めて中に送った」と正直にシュートではなかったと明かしたが、「そのままゴールにつながってくれて良かった」と喜びを口にした。

 井上は昨年夏、広島ユースの一員で出場した『Balcom BMW CUP』で大活躍を見せ、9月に初のU-17日本代表入り。そのまま11月のU-17W杯にも出場した気鋭のストライカーだ。ただ、U-17W杯では数多くのチャンスを作り出しながらもゴールは奪えず、今年に入って選出されたU-19日本代表でも負荷調整のため出場時間が長くなく、ゴールから遠ざかる時期も続いていた。

 そのため、代表でのゴールは初招集された昨年9月のフランス遠征(リモージュ国際大会)で、イングランドを相手に決めた2ゴール以来1年4か月ぶり。井上は出場した30分間×3本の1本目を「3-0でしっかり勝てたことがよかった」と前向きに振り返りつつ、やはり「ゴールという形で結果を残せたのは良かった」とホッとした様子だった。

 もっとも井上にとっての2024年は、U-19日本代表の活動でインパクトを与える以上に大きな飛躍の1年となった。すでにプロ契約をかわしているため、トレーニングはトップチームで行っているものの、安定した出場機会のために高円宮杯プレミアリーグWESTには主力として出場。17試合17得点という驚異的な結果を残し、23試合22得点で得点王に輝いたFW山下景司(大津)に続く実績を残した。

 また開幕当初からトップチームの公式戦にも帯同し、J1第7節・湘南戦では後半アディショナルタイムから投入され、17歳6か月19日でのクラブJ1最年少デビューを達成。第9節・札幌戦では約10分間ピッチに立った後、翌日のプレミアリーグWESTにフル出場するなど、負荷に応じた柔軟なプレータイム管理のもとで真剣勝負の経験を重ねてきた。

 夏場以降はさらにフル稼働が続き、プレミアリーグWEST中断期間の夏場にはトップチームで約20分間の出場時間を与えられる試合も。そのうち8月11日の第26節C大阪戦では終盤にMFトルガイ・アルスランのゴールを立て続けにアシストし、トップチーム選手としての存在価値を示した。

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