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[MOM1029]東洋大DF荒井涼(3年)_1stプレーで打開策見つけた戦術眼。守備でも成長示し、ダメ押し弾も決めた攻撃的SB「全てをかけて日本一を」

ゲキサカ / 2024年12月22日 21時50分

 またその洞察力は守備でも効力を発揮し、東洋大の4-4-2と大阪体育大の3-5-2でミスマッチになっている中、相手のキーマンでもある左ウイングバックのFW佐野竜眞(3年=広島県瀬戸内高)に積極的なプレッシングを継続。高い位置まで出ていってボールを奪い取るシーンもあった。

「相手の7番(佐野)がウイングバックで攻撃的なのはスカウティングでわかっていた。そこを潰せないと9番(エースの古山兼悟)までボールが入って、ゴールまで行かれる。そこを潰せるかどうかがこの試合の鍵だと思っていたので、最初から強めに行った」。そうした全体の布陣を見渡したマネジメントは試合を通じて際立っていた。

 その上、攻撃に出ていく際には「攻撃を武器に右SBをやっているので剥がせないと自分の良さが発揮できない。ミスってもいいから仕掛けることを意識している」という持ち上がりでボールを前進させたり、「相手が5バックで自分たちSBが空くのはわかっていた」というサイドチェンジで先制点の起点になったりと個人の局面でも大車輪の働き。インカレ準々決勝という大舞台で際立つ存在感を示した。

 いまも課題だという守備では「抜かれない対応をしたい」とさらなる向上の意欲をのぞかせるが、関東大学リーグで明治大の熊取谷一星、筑波大の角昂志郎や田村蒼生、流通経済大の松永颯汰との対戦を通じて成長を続け、インカレでは「身体を当てればあまり負けることはないと感じられている」と手応えも獲得。充実の時を迎える気鋭の右SBは4強入りにも満足せず、「今年はタレントが揃っていて、4年生についていっているだけ。全てをかけて日本一を目指す」とさらなる躍進を誓った。

(取材・文 竹内達也)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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