[MOM1030]桐蔭横浜大FW笠井佳祐(4年)_暫定最多得点の大学トップストライカー、新潟内定組の対決へ
ゲキサカ / 2024年12月23日 0時18分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.22 インカレ準々決勝 大阪学院大 1-5 桐蔭横浜大 栃木市総合運動公園陸上競技場]
今大会7得点目を挙げ、準々決勝終了時点での最多スコアラーとなった。桐蔭横浜大FW笠井佳祐(4年=関東一高)は圧巻の4得点。25日の準決勝で対戦するのは、来季からアルビレックス新潟でともに戦う同期・東洋大DF稲村隼翔(4年=前橋育英高)だ。笠井は「次は稲村なので。またゴールでチームを勝たせられるように。すごく楽しみ」と笑顔を見せた。
前半13分に先制を許した桐蔭大だったが、前半の間に笠井がひっくり返した。前半25分、MF落合遥斗(4年=桐生一高)の縦パスを受け、冷静に右足シュートを決める。さらに39分には右サイドからMF遠藤貴成(4年=東福岡高/横浜FC内定)がクロス。「これはニアに行ったら入る」(笠井)。鋭い嗅覚でボールに反応し、自身2点目で2-1と逆転した。
「前半で取れたのはでかかった」。そう語る笠井は後半5分にFW渡邊啓吾(4年=旭川実高/湘南内定)のアシストを受けてハットトリックを達成。2020年度の高校サッカー選手権1回戦・山辺高戦(○4-0)以来となる自身2度目のハットトリックとなった。「意外と2得点は取ったけど、なかなかハットトリックはできなかった」。しかし、笠井のゴールラッシュはまだ止まらない。
後半9分、右CKをMF池田柚生(3年=広島ユース)が蹴り、ニアサイドの渡邊がフリック。「啓吾が絶対あそこで逸らしてくれる。僕はマークを外して、信じてあそこに入るといつもボールが来る」。ファーサイドに流れたボールを笠井がヘディングシュート。阿吽の呼吸で生まれた好連係で、笠井のサッカーキャリア最多となる1試合4ゴールを挙げた。
3年生まではボランチを主戦場とした。それでも類まれな得点感覚は垣間見せており、2年前のインカレ決勝でも優勝に貢献するゴールを決めている。しかし、笠井にとって2年前の優勝は「(当時の)4年生に優勝させてもらった」。今年はFWに戻り、ゴールへの嗅覚は再び研ぎ澄まされた。最上級生の自覚とともに、今度は自らがチームを優勝に導く決意を語る。
「普段、安武(亨監督)さんに言い返したり、自分の意見を言っちゃったり。けっこうぶつかることが多いけど、見捨てずに指導していただいて僕の成長につなげてくれて、ここまでやってこれた。今年は自分が4年生として、最高学年として、このチームを優勝に導く。そして、安武さんをもう一度日本一にしたい。僕わがままで自分勝手なんで……育てるのは大変だったと思うんです(笑)。ずっと指導していただいて、ここまで来れた。最後は一緒に喜べたらいいなと思います」
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