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待望の大会初ゴールでようやく解けた不運続きの「呪い」。東洋大FW高橋輝が心機一転を期した栃木の地で風と共に躍動!

ゲキサカ / 2024年12月23日 11時7分

今大会初ゴールを豪快に叩き込んだ東洋大FW高橋輝(2年=大宮U18)

[12.22 インカレ準々決勝 東洋大 3-1 大阪体育大 さくらスタジアム]

 スピードスターは焦っていた。グループリーグではチャンスを生かし切れずにノーゴール。なかなかチームの結果に貢献できていない現状が、より大きな重圧を連れてくる。ただ、ある意味で吹っ切れた。今日からは新しい大会のスタートだと捉えて、フレッシュな気持ちでピッチへと向かっていく。

「『やっとか……』という感じでした。場所も変わりましたし、メンタル的な部分でも良いマインドセットで来れていましたし、決められる気はしていたんですけど、本当に嬉しかったですね」。

 東洋大(関東3)をアグレッシブに牽引する切り込み隊長。FW高橋輝(2年=大宮U18)は4試合目にして今大会初ゴールを鮮やかに叩き込み、ようやく安堵の表情を浮かべた。


 グループリーグを首位で通過した東洋大が、準々決勝で対峙するのは大阪体育大(関西4)。会場のさくらスタジアムは強風が吹き付け、難しいコンディションを強いられたものの、風上に立った前半はその影響もあって押し込む展開に。18分にはMF湯之前匡央(3年=柏U-18)のファインゴールで先制に成功する。

 好調をキープしているチームに反して、高橋は岐阜ラウンドで戦ったグループリーグの出来に、とにかく納得が行っていなかったという。「岐阜では全然ゴールを決められなくて悔しい想いをしてきましたし、いきなり靴ひもが切れたこともあって、『岐阜の呪い』とか言われながら、みんなからイジられていました(笑)」。

 ただ、大会の舞台はこの日から栃木へ。「もう栃木に来て場所が変わったということで、心機一転だと思っていました」という14番には、前半のうちに決定的なシーンが巡ってくる。

 38分。キャプテンのMF中山昂大(4年=大宮U18/大宮内定)から縦パスが差し込まれると、一瞬でゴールまでのイメージが頭の中に姿を現す。「相手が自分のところに潰しに来るのが見えたので、潰されないように、かつ相手と一瞬で入れ替われるギリギリのタイミングまでボールを待って、チョンと足を出したら(新井)悠太くんに落とせましたね」。

 落としを受けたMF新井悠太(4年=前橋育英高/東京V内定)は、完璧なコースに絶妙なスピードでスルーパスを送り込み、抜け出した高橋はGKとの1対1にも躊躇なく右足一閃。「風もあったので、コースを狙うというよりは、思い切り振ってやろうという感じで蹴りました」というシュートは豪快にゴールネットへ突き刺さる。

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