G大阪Jrユースが5年ぶり高円宮杯Vに王手!! 10人大奮闘の前回王者鹿島に6-3圧勝、浦和との決勝へ
ゲキサカ / 2024年12月25日 15時9分
[12.25 高円宮杯U-15準決勝 鹿島Jrユース 3-6 G大阪Jrユース 味フィ西]
中学年代の頂点を争う高円宮杯JFA第36回全日本U-15サッカー選手権大会は25日、準決勝を味の素フィールド西が丘で行い、ガンバ大阪ジュニアユース(関西1)が前回王者の鹿島アントラーズジュニアユース(関東2)を6-3で破って決勝進出を決めた。FW南野遥海らを擁して頂点に立った2019年以来5年ぶりの日本一に王手。決勝では浦和Jrユースと対戦する。
関西1部を18勝2分2敗という絶対的な強さで優勝したG大阪と、関東1部2位で全国出場権を掴んだ鹿島による一戦。G大阪では藤ヶ谷陽介GKコーチの息子であるGK藤ヶ谷陽歩(3年=G大阪ジュニア)、鹿島では小笠原満男テクニカルアドバイザーの息子であるMF小笠原央(3年=鹿島ジュニア)が先発し、クラブの伝統も感じさせる対決となった。
試合は前半8分、G大阪のスーパーゴールで幕を開けた。MF岡本新大(3年=菟道SSS)の突破を起点にした右サイド攻撃は相手に阻まれたが、相手の組み立てを高い位置で奪ったところからDF岡元侑大(3年=DREAM FC)が斜めのパスを配球。FW城阪光喜(3年=DREAM FC)がペナルティエリア右で収め、すぐさま右足を振り抜くと、ふわりと浮かせたシュートがGK三崎斗馬(3年=大山田SSS)の頭上を越えてゴール左隅に突き刺さった。
一方の鹿島も前半9分、小笠原の左CKからG大阪ゴール前を攻め込み、FW高木瑛人(3年=鹿島ジュニア)が頭でそらすと、MF石渡智也(3年=鹿島ジュニア)が左足でボレーシュート。だが、これは大きく枠を外れ、決定機を活かせなかった。
すると前半17分、G大阪がまたしてもスーパーゴールで突き放した。相手のスローイン起点の攻撃を右サイドで阻み、MF早崎雅哉アレキサンダー(3年=DREAM FC)が中盤をドリブルで持ち運ぶと、左サイドにパス。これを受けた岡本が相手を一気に抜き去り、ペナルティエリア左に攻め込むと、最後は足裏を使ったフェイントから右足でニアポスト脇に突き刺した。見事なテクニックの独走弾。スコアは2-0となった。
厳しくなった鹿島は前半20分、さらに窮地に追い込まれた。小笠原の右CKで反撃を狙い、ファーサイドでDF倉橋幸暉(3年=鹿島ジュニア)が頭で折り返すと、ゴール前でDF山中飛侑(3年=FC RESiAS)が反応。だが、ヘディングシュートを狙った際に山中の腕がG大阪のMF藤本祥輝(3年=岩田FC)の頭部に入ってしまい、2枚目のイエローカードで退場処分が下された。
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