PK2本ストップで11年ぶり日本一に王手!! 卒業後は高体連に進む浦和JrユースGK河合颯佑「最後まで左胸のエンブレムを誇りに」
ゲキサカ / 2024年12月25日 17時49分
[12.25 高円宮杯U-15準決勝 鳥栖U-15 1-1(PK1-3) 浦和Jrユース 味フィ西]
愛するエンブレムを胸に戦う最後の大会、浦和レッズジュニアユースの守護神が中学年代の頂に王手をかけた。「緊張は一つもなくて、勝てる自信しかなかった」。PK戦前にコーチ陣から「ヒーローになって来い!」と送り出されたGK河合颯佑(3年=浦和ジュニア)は「本当にヒーローになれて良かった」と笑顔を見せた。
1-1で迎えたPK戦、河合は1人目と4人目のキックをストップし、愛するクラブを11年ぶりの決勝進出に導いた。「こっちに来いって念じたら来たので良かった」。1回戦の名古屋U-15戦でも2本のキックを止めており、またしても勝利の立役者に。「PK戦は今まで勝ったことがなかったけど、グランパス戦で勝てて自信がついたことで得意にできたと思う。不安要素は一つもなく、ずっと笑顔で立っていた」と胸を張った。
夏のクラブユース選手権は関東予選で、FC東京U-15むさしにPK戦で敗戦。全国行きを逃した悔しい記憶も大きな刺激になっていた。「自分が止められずに負けて、同じことを繰り返したくない気持ちがあった。止めて勝たせたいと思っていた」。PK練習はそれほどしていなかったというが、支えになったのはGKとして総合的に成長してきた自負。今大会では1点を争う接戦が続いた中、「PKになっても大丈夫」という堂々の振る舞いでゴールを守り続けた。
主将のDF岩崎篤斗(3年)はそんな河合について「これだけ信頼できるキーパーは見たことがない」と言う。一方の河合も現在のチームには「レッズは球際、切り替え、運動量という本質の3つで相手を上回るチームだと思っている。そこで相手を絶対に下回らずにやれば必ず勝てる」と信頼を口にする。
そんな河合は中学卒業後、高体連でのプレーを予定しているため、浦和の選手として戦う試合は27日の決勝・G大阪ジュニアユース戦が最後になる。有終の美は日本一を争う中学年代最大のビッグマッチ。「最後までこの左胸のエンブレムを背負って戦えることを誇りに思って、自信を持ってプレーして勝ちたい」と力を込めた。
(取材・文 竹内達也)
●高円宮杯第34回全日本U-15選手権特集
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