[MOM1034]新潟医療福祉大GK桃井玲(4年)_王者を封じた2連続PKストップ、悲願の優勝懸けて3度目ファイナルへ
ゲキサカ / 2024年12月25日 21時43分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.25 インカレ準決勝 明治大 0-0(PK3-4) 新潟医療福祉大 栃木県グリーンスタジアム]
3度目の全国大会決勝に勝ち進んだ。新潟医療福祉大GK桃井玲(4年=桐光学園高)はPK戦で2連続セーブを見せ、勝利に貢献。今年夏の総理大臣杯決勝に続き、夏冬連続の決勝進出に「やっと大臣杯の借りが返せる舞台が整った」と28日の決勝を見据えていた。
前回大会の王者であり、今シーズンの関東大学リーグ覇者でもある明治大を封じた。強烈な個の力で新潟医福大のゴールに迫るが、立ちはだかったのは桃井。延長戦を含めた120分間で好セーブを連発し続け、ゴールネットを微動だにさせなかった。
決着はPK戦へ。対する明大は準々決勝でも筑波大とPK戦を行っており、「ある程度データはあった」(桃井)。情報を頭の片隅に入れつつ、守護神は状況を整理した。
「そんなに(データ通りに)シンプルに蹴ってこないだろうと思っていたけど、直近でPKがあったので。そのなかで新しいことはしないだろうというのも頭の中にあった」
桃井は相手の2本目に触れられはしたが、そのままゴールへ。しかし、この感触で相手との間合いを完全に把握する。「あれに触れたことで3本目に自信がついた。もう少し工夫すればちゃんと次はストップできる。あえて空けて誘ったり、指を指したりして駆け引きできた。2本とも誘った通りに来てくれたので、あとは正確に手を出すだけだった」。3本目は右手で完全にはじき切る。さらに4本目も両手で防ぎ切った。
主将のDF秋元琉星(4年=青森山田高/群馬内定)が累積警告で出場停止となり、桃井がキャプテン代行を務めた。「絶対にアキを決勝に連れていこうという強い思いがあった。何がなんでも決勝に進むという気持ちで試合に臨んだ。代行は役割的に果たせたのかな」。決勝では再び守護神として最後方からチームを支える。
2年前のインカレ決勝では桐蔭横浜大に敗戦し、今年夏の総理大臣杯決勝では阪南大に敗れた。若くしてチームの守護神を担っていた桃井は2度準優勝の悔しさをピッチで味わった。
「2つの借りを返せるチャンスが来た」。そう語る桃井だが、守護神たるもの冷静さは失わない。「いつも通りやることは変えずに。決勝だからといって意気込むこともない。いつも通りやれれば問題ないと思う」。大学生活最後の舞台で、3度目の正直を果たすときが来た。
(取材・文 石川祐介)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集
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