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浦和Jrユース、0-2からの大逆転劇で11年ぶり日本一!! G大阪Jrユースは史上最多タイ5度目Vならず

ゲキサカ / 2024年12月27日 18時3分

 後半は浦和がMF西川碧斗(3年=浦和ジュニア)に代わってMF萩原悠雅(3年=Refino)を投入。最終ラインの並びも変えると、同6分に最初のビッグチャンスを作り出す。左SBから右SBにポジションを変えた186cmの長身DF瀬戸駿(3年=さいたまシティノースFC)が鋭いクロスを送ると、ファーでFW蔦澤洋紀(3年=ファナティコス)が反応。だが、ヘディングシュートは枠を外れた。

 一方のG大阪は後半22分、MF早崎雅哉アレキサンダー(3年=DREAM FC)が持ち運び、フリーの左サイドにパスを出すと、岡本が相手に寄せられる中、折り返しのパスから早崎が強烈なシュート。だが、これはGK河合颯佑(3年=浦和ジュニア)のスーパーセーブに阻まれ、追加点とはならなかった。

 浦和は後半31分、和田のフィードを萩原が胸で落とし、MF横山慧(3年=ファナティコス)がスルーパスを送ると、これに反応した萩原がゴール左斜め前から左足シュート。しかし、枠を捉えられない。さらに同34分、G大阪は藤ヶ谷のゴールキックが短くなり、これをかっさらった萩原が独走するも、左足シュートはまたも右に外れた。

 それでも最後はラストプレーでドラマが待っていた。浦和は強風の中で一方的に攻め込み、波状攻撃を展開すると、チャンスを逃し続けていた萩原のクロスをGK藤ヶ谷がファンブル。これを逃さなかった松坂がゴールに押し込んだ。その場でタイムアップの笛。一時は2点ビハインドだった浦和が最後の最後で同点に追いつき、延長戦に持ち込んだ。

 延長戦も浦和が主導権を握り、前半3分には三角の強烈なボレーシュートが枠を外れる。一方のG大阪も同10分、久保のクロスが大きくゴール方向に流れると、あわやゴールかという軌道でわずかに左へ。直後、浦和は萩原の決定機が藤ヶ谷に阻まれ、ハーフタイムを迎えた。

 後半は風上のG大阪が優勢を保ったが、浦和がワンチャンスで試合を決めた。延長後半6分、敵陣高い位置で途中出場MF中田結万(3年=ファナティコス)がボールを奪うと、素早く荻原がつなぎ、エースの井原が左足でカットインシュート。これは藤ヶ谷に阻まれたが、こぼれ球を拾ったG大阪・久保から三角がエリア内で奪い取り、そのままゴールに突き刺した。

 浦和は2点差をひっくり返す大逆転劇でついに勝ち越し。G大阪は直後、岡本が驚異的な突破力で右サイドを切り裂き、ゴール前での波状攻撃につなげたが、浦和守備陣に阻まれて押し込み切れない。同10+1分にはG大阪のセットプレーを浦和GK河合がスーパーセーブで阻み、そのままタイムアップ。金生谷仁監督が来季からFC琉球に移ることが決まっている浦和が指揮官のラストマッチで頂点に立った。

(取材・文 竹内達也)
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