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県予選ノーシード突破の松山北が選手権2回戦へ!! 東海大山形は山形勢18年ぶりの初戦通過を目指すも1回戦敗退

ゲキサカ / 2024年12月29日 15時45分

松山北高が初戦を突破

[12.29 選手権1回戦 東海大山形高 0-1 松山北高 U等々力]

 松山北高(愛媛)は29日、第103回全国高校サッカー選手権1回戦で東海大山形高(山形)を1-0で破って2回戦に駒を進めた。松山北は8年ぶり6回目の出場で、3年生は受験を控えるためMF森隼人(3年)のみの参戦。県予選をノーシードから通過して全国で勝利を掴んだ。東海大山形は山形県勢18年ぶりの初戦突破を目指してゴールに迫るも、無念の敗退となった。

 東海大山形は前半7分に決定機。MF軽部皓太(3年)がゴール前でボールを収めて出したパスをMF寺沼世藍(3年)がゴール右を狙ってシュートするも、わずかに枠を外れた。東海大山形が主導権を握る中、松山北は前半34分にカウンターを発動。FW大西然(2年)が右サイドからクロスを上げたが、精彩を欠いてGK三澤幹大(3年)にキャッチされた。

 東海大山形は前半34分、流れを変えるべくDF倉本信繁(2年)に代えてDF米田倫太朗(2年)を投入。同40分にはMF河上和嗣(2年)のスルーパスで抜け出したMF河窪紘夢(2年)がゴール前に折り返すも相手にクリアされた。前半はスコアレスで終了した。

 後半も東海大山形がゴールに迫る。後半4分、MF成嶋歓大(3年)が持ち運んでパスを出し、MF安食春平(3年)がシュート。GK市中磨生(2年)に弾かれたこぼれ球をDF高橋蓮恩(3年)がシュートするも、これも市中に阻まれた。

 一方の松山北はカウンターを中心にチャンスを伺うと後半12分、河窪がカットインからミドルシュート。これはGKのスーパーセーブに遭った。それでも同18分、市中のパントキックをMF川口絢三(2年)が最前線で競って球際を制し、GKと1対1に。冷静にニアサイドを貫き、松山北が先制に成功した。

 追いかける東海大山形は後半29分、司令塔のMF中村陽紀(3年)を投入した。直後の同30分、中村が最終ラインの背後を突く鮮やかなパスでチャンスを演出。安食がGKと1対1になったが、シュートは左ポストに当たって同点には至らなかった。

 3分表示のアディショナルタイムでは東海大山形が懸命にゴールを目指すも、GK市中を中心とした松山北の守備陣を攻略できずにタイムアップ。松山北が2回戦に駒を進めた。

(取材・文 加藤直岐)
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