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長崎総科大附は正智深谷に競り負け2年連続1回戦敗退…宇土主将「ちょっとした甘さで負ける」

ゲキサカ / 2024年12月29日 21時31分

長崎総合科学大附のMF宇土尊琉主将(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.29 選手権1回戦 正智深谷高 2-1 長崎総合科学大附高 NACK]

 2大会連続の1回戦敗退となった長崎総合科学大附高(長崎)の定方敏和監督は「ただ蹴るのではなく、背後を狙ったり、セカンドボールを拾ってサイドから攻めようと話していた。チャンスはあったが、刺し切れなかったのが敗因」と試合を振り返った。

 前半12分、FW坂本錠(3年)の左足ミドルが相手GKの手を弾いてクロスバーを直撃。同25分にはMF高橋駿介(3年)のロングスローからこぼれ球をMF宇土尊琉主将(3年)が右足ボレーで狙ったが、枠を捉えられなかった。

 すると前半37分にCKから失点。それでも前半アディショナルタイムに宇土のチャンスメイクから最後は高橋が同点ゴールを奪ったが、後半13分に再び勝ち越しゴールを許した。最後は185cmの長身DF島田俐亜武(3年)も前線に上げるパワープレーに出たが、2点目が遠かった。

 キャプテンの宇土は「警戒していたセットプレーでやられて、2点目も自分のプレスバックが遅れた」と唇を噛む。シュート数では8本対5本と相手を上回っていたが、「自分にもチャンスはあったし、決め切るところ、攻撃の質で相手が上回っていた。自分たちがまだまだだった」と敗戦を受け止めた。

「自分たちのちょっとした甘さと今までの課題が出てしまった」。そう悔やんだ宇土は「ちょっとした甘さで負ける。1年間、日々のトレーニングから取り組んで、今年の借りを来年は返してほしい」と後輩たちにエールを送っていた。

(取材・文 西山紘平)
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