プレミアとの二冠を目指す大津が4発快勝で好発進!徹底した守備戦術で粘り強く戦い抜いた福井商の奮戦及ばず
ゲキサカ / 2024年12月29日 22時42分
[12.29 選手権1回戦 福井商高 0-4 大津高 柏の葉]
「どうなるかわからない不安な中でスタートして、難しい試合ではありましたけど、しっかり初戦を突破できましたので、ここから動いていくこの大会で波に乗れるように、引き続きしっかり準備したいなと思います。」(大津高・山城朋大監督)
徹底した守備戦術で戦った難敵を、プレミア王者が4発粉砕。第103回全国高校サッカー選手権は29日、各地で1回戦を行い、県立柏の葉公園総合競技場の第1試合では高校年代二冠を目指す大津高(熊本)が、時には6バック気味に構える福井商高(福井)の粘り強い守備に苦しみながらも、4-0で勝利。31日の2回戦では札幌大谷高(北海道)と対戦する。
優勝候補筆頭とも称される相手に、福井商はきっちりと策を講じてきていた。「フォーメーションとしては『4-5-1』みたいな感じで、サイドハーフが下がったり、出ていったりというところで、6枚になる時もありますし、4枚の時も5枚の時もあるしと、状況に応じて変えていくイメージでやっていました」とキャプテンのDF谷田月波輝(3年)が話したように、右から谷田、DF玉森舜琉(3年)、MF森川太陽(2年)、DF木戸口将大(2年)の4バックを並べつつ、右はMF谷口櫂我(3年)を、左はMF松田琉音(2年)も最終ラインに組み込む6バック気味の布陣を敷き、まずは守備の安定を図っていく。
「どのチームも守りを固めてくると言っても5バックが多いので、6バックを最初に見た時はビックリしました」とMF兼松将(3年)も口にした大津は、サイドのスペースを埋められたこともあってミドルシュートやアーリークロスに突破口を見出すも、2トップ気味に構える兼松とFW山下景司(3年)には良い形でボールが入らず、なかなか決定機までは作り出せない。
ただ、プレミア王者は少しずつピッチの中で、ポイントになりそうな場所を嗅ぎ分けていく。「相手の後ろが6枚だったので、どこに突破口があるかはゲームが始まってからの模索ではあったんですけど、ウチの右サイドがちょっと空いてきたので、そこが狙い目かなとは思っていましたし、嶋本と畑が少しずつ右に寄っていったように、そこにスペースがあるのは彼らも感じ取ったので、それは彼らがしっかり経験を積んできた成果かなと思います」(山城監督)
36分。MF嶋本悠大(3年)が右サイドへ持ち出し、MF舛井悠悟(3年)は高い位置から後方へパス。フリーで上げたDF野口悠真(3年)のクロスに、兼松が頭で合わせたボールはゆっくりと右スミのゴールネットへ吸い込まれていく。「野口からは良いボールが入っていて、今日はクロスからのチャンスが多くなるなとは思っていました」(兼松)。攻略のポイントとして共有していた右サイドから、6番が貴重な先制弾。大津が1点のリードを奪って、最初の40分間は終了した。
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