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掲げた合言葉は「福井のサッカーを変える」!17年ぶりの選手権を戦う福井商が披露したプレミア王者に敢然と立ち向かう覚悟 

ゲキサカ / 2024年12月30日 16時37分

 ただ、優勝候補筆頭とも目されている大津との対戦が決まり、彼らを真剣に倒そうとトレーニングと向き合ってきたこの1か月を超える日々は、間違いなく福井商を一回りも、二回りも、大きく進化させてくれたという。

「個人的にも全国大会自体が初めてだったので、メッチャ楽しみでしたし、大津がプレミアファイナルで優勝したので、日本一のチームと試合ができるということで、もうチーム全体として勢いも出てきましたし、『やるぞ』という気持ちも大会が近づくにつれて、みんなの中で大きくなっていったかなと思います」(谷田)

「3年生はかなり伸びました。今までかなり攻撃をメインに練習してきたこともあるんですけど、『ここまで粘り強く守れるか』と思うところも今日はありましたし、今までのように新チームとして1、2年生だけで過ごす1か月よりも、本当に何倍も、何十倍も価値がある期間でしたね。そのうえ、試合をできるのが大津高校さんという素晴らしい相手だったので、もう本当にあの子らの成長を見ているだけで嬉しくなりましたし、来年にも凄く繋がってくるのかなと思います」(高木監督)

 久々に全国へと続く扉をこじ開け、実際にピッチに立ったからこそ、感じたこともある。谷田が熱く語った言葉が印象深い。「この1年間チャレンジしてきた形で県で優勝できたことは、福井商業にとって大きな一歩だと思います。でも、やっぱり全国でまだ1回も勝てていないのが現状なので、まずはここから2年連続、3年連続と全国に行けるぐらい強くなってほしいですし、福井商業の名前が全国にも広まって、『福井と言えば福井商業』となっていくのが、自分の思い描いている理想の未来です」。

 そう言い切ったキャプテンは、最後に笑顔でこんな言葉を残して、スタジアムを後にした。「選手権、メッチャ楽しかったです。もう来年も自分がやりたいぐらいで(笑)、1、2年生は本当にうらやましいなと思いました、本当に1回じゃ足りないぐらいの楽しさと良い経験だったので、1,2年生にはこの経験を生かして、さらに頑張ってほしいです」。

 『福井のサッカーを変える』を合言葉に、プレミア王者へ敢然と立ち向かったブルーの戦士たち。福井商の覚悟と挑戦に大きな拍手を。



(取材・文 土屋雅史)
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