“唯一の3年生”MF森隼人が決勝PK弾!! 16年前に1-7完敗、西が丘で“リベンジ”遂げた松山北が初の全国16強「信じられない」
ゲキサカ / 2025年1月1日 14時40分
[12.31 選手権2回戦 松山北高 1-0 龍谷富山高 味フィ西]
第103回全国高校サッカー選手権は31日、2回戦を各地で行い、味の素フィールド西が丘での第2試合は松山北高(愛媛)が龍谷富山高(富山)を1-0で破った。唯一の3年生MF森隼人(3年=愛媛U-15)が決勝点となるPKを決め、無失点での2連勝。8年ぶり6回目の出場にして史上初のベスト16入りを果たした。
1回戦で東海大山形高(山形)を1-0で破った松山北と、那覇西高(沖縄)を0-0で迎えたPK戦で破った初出場・龍谷富山の一戦。いずれのチームも負傷や出場停止のアクシデント絡みで先発を入れ替え、松山北はDF米田倫太朗(2年=愛媛U-15)、龍谷富山はDF松本隼(3年=FCひがしJrユース)とMF溝口陽翔(3年=FC滑川)が今大会初先発を果たした。
序盤から主導権を握ったのは1〜2年生主体で大会に臨んでいる松山北。爆発的なスピードを持つ左のFW矢野泰聖(1年=愛媛U-15)、力強い推進力を誇る右のMF河上和嗣(2年=松山市立久米中)の両ウイングバックがサイドを切り裂き、チャンスを広げると、龍谷富山はGK吉田啓剛(2年=富山市立呉羽中)のファインセーブでなんとか切り抜ける。
一方の龍谷富山は守備の要を担うDF宮林渉(3年=STG.FC)が初戦退場による出場停止、トップ下のFW松代大輝(2年=広田FC Jrユース)の負傷が響いて守備に比重を置くしかなくなり、前線でFW横山旺世(3年=富山U-15)が孤立。前半39分にはMF赤田來央(3年=富山U-15)がミドルシュートを狙うも、ゴールを脅かすには至らない。
その後も接戦が続く中で後半25分、ついに試合が動いた。左サイドを途中出場のFW宮本久遠(2年=東温市立重信中)が抜け、カットインから横パスを渡すと、FW大西然(2年=松山市立小野中)が後ろからDF海老椋太(2年=STG.FC)に押されて転倒。松山北にPKが与えられた。
PKキッカーは同期が大学受験のため引退した中、一人チームに残っている背番号10の森。「相手キーパーもあの状況で真ん中に残る選択肢はたぶんない」という貫禄の駆け引きでど真ん中に蹴り込み、先制ゴールを奪った。
今季初失点でビハインドとなった龍谷富山は交代選手の投入で反撃を試みるが、横山の鋭いプレースキックがGK市中磨生(2年=帝人SS)にキャッチされるなど、決定打が出ない。後半アディショナルタイム1分には松山北の大西が決定的なシュート。これは龍谷富山MF山田凰太(2年=Kurobe FC)がスーパーブロックで阻んだが、そのままタイムアップを迎えた。
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