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国立競技場での敗戦から1年。堀越は丁寧に日常を積み重ねて帰ってきた晴れ舞台で津工に競り勝って初戦突破!

ゲキサカ / 2025年1月1日 12時11分

 最終盤には印象的な交代があった。谷口に代わってピッチに登場したのは、1年生のMF小川稜太。予選決勝でも最初の交代カードとして投入されていただけに、「ボトムアップをやっている以上は、サブでもいつも努力している選手とか、この先も試合に関われる選手を出すべきだと思っているので、みんなを公平に、フラットに見た中での小川でした」という竹内の言葉にも頷ける起用ではある。

 だが、それこそ昨年度の国立の舞台を1年生で経験した三鴨と谷口悠成は、今年のチームで確かな存在感を発揮している。「気持ちとしてはもう少し早く出してあげたかったですけど、実際に全国を経験できたことで小川もいろいろと感じたことはあると思うので、少しでも今後のプラスになればいいなと思います」(竹内)。『受け継いでいくもの』と『引き継いでいくもの』への意識も、間違いなく彼らの中には息衝いている。

 周囲からの『全国ベスト4のチーム』という見られ方は、この1年で十分すぎるほど味わってきた。もう彼らはそれをプレッシャーに感じるようなフェーズでは戦っていない。佐藤監督は今回の選手権へ臨む心境を、こう語っている。

「まずはこの選手権という素晴らしい大会に出させてもらっていることが本当にありがたいことですし、今は去年の結果がどうこうというよりは、東京の335チームの代表として、Tリーグ(東京都リーグ)で一緒に戦ってきた仲間の代表として、『僕らができることって何なの?』というところにフォーカスしてやっているので、今自分たちができることを精一杯やるだけかなと思っています」。

 国立競技場での敗戦から1年。1つ1つの試合を、1日1日のトレーニングを積み重ねてきたからこそ、この晴れ舞台に戻ってくることができた。気負いもない。迷いもない。ただただ、今できることを精一杯やって、目の前の勝利を手繰り寄せるだけ。2024年の日常を全力で走り切ってきた堀越、好発進。

(取材・文 土屋雅史)
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