走り切った選手権は「最後まで楽しめた」文武両道を目指した近大和歌山MF小嶺李王「いつかこの努力が実ると」
ゲキサカ / 2025年1月1日 12時21分
[12.31 選手権2回戦 明秀日立高 2-0 近大和歌山高 ニッパツ]
選手権の舞台を笑顔で降りた。近大和歌山高MF小嶺李王(3年)は「僕はけっこうスッキリするタイプ。もうやりきったかなって」と語りつつ、「でも、もうちょっとできたかなって後悔もある」と本音をのぞかせた。
前線のスピードを武器に、明秀日立高に立ち向かった。前半は敵陣まで入り込んでチャンスを作ったが、後半2失点で勢いは落ちた。「できれば前半に1点ほしいところだった」(小嶺)。追いかける展開の中で、県予選から無失点を続ける昨夏の王者の牙城を崩せず。0-2で敗退した。
選手権の舞台を楽しんだ。「前半は思ったように、ほんまに楽しくできた。これでゲームも勝ったら最高やなと」。劣勢に陥ると、一転して体力の限界は感じやすくなる。「後半ちょっと足が落ちた。攣り気味だったので、そこはもう少し対策できたかな。でも、最後まで楽しめたと思う」と高校生活最後のサッカーを総括した。
和歌山県内有数の進学校であり、部活動にも熱心な文武両道校。小嶺は近大和歌山中に入学し、中学のときから勉学に励みつつ高校選手権を目指した。高校に進学すると1年生からトップチームに帯同。つらかったのはテスト期間だった。
「大会も控えているときだったらテスト期間も練習は行う。睡眠時間がうまく取れなかったり、そういう部分でしんどいところはあった」。すべては夢の舞台に上がるため。小嶺は「いつかこの努力が実ると思ってがんばった」と胸を張った。
すでに進路は決まっており、卒業後は大学サッカーの全国大会常連校・北海道教育大岩見沢校に進む。高校では届かなかった頂点を見据えて「1年生から試合でも活躍して、大学では(全国大会で)勝ち進んでいきたい」と高い目標を掲げていた。
(取材・文 石川祐介)
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